除湿の方が節電できる?


エアコンの効いたリビングで涼む外国人男性
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除湿(ドライ)の方が節電になるイメージがありますが、実際のところどうなのでしょうか。

ウェザーニュース」から、各運転モードにおける1時間あたりの電気代について次のような比較結果が出されています。

冷房・・・11.0円/h
弱冷房除湿(一般的な除湿)・・・4.1円/h
再熱除湿(空気を暖め直した上で除湿する機能)・・・14.9円/h

この結果では、一般的に除湿とよばれる「弱冷房除湿」の電気代が最も安いことになります。

とはいえ、使う環境などによって弱冷房除湿と冷房の電気代が逆転することもあります。たとえば真夏の暑い部屋の場合などです。弱冷房除湿では部屋を冷やすまでに時間がかかるため、電力も余計に消費しやすくなります。そういった場合には、逆に冷房で一気に温度を下げてしまった方が、トータルの電気代は安くなることがあります。

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エアコンの自動運転モードは電気代が高い?


「エコ自動運転」と表示されたエアコンのリモコン
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エアコンの「自動運転モード」は優秀ですので、逆に電気代を安くできることが多いです。

電気代は、部屋の冷やし方によっても変わります。たとえば高温になった暑い部屋の場合、微風で少しずつ冷やすと効率が悪く、時間も電気代も余計に掛かることがあります。

自動運転モードでは、設定温度に到達するまでは最大運転を行い、到達後は弱運転や送風運転で効率よく部屋を冷やします。

自動運転モードは、エアコンが最も効率よい方法で部屋を冷やそうとするため、節電につなげやすくなります。昨今のエアコンは風量の調整具合も優秀ですので、自動運転モードを積極的に使うのがおすすめです。