老後資金についてよくあるお悩み

老後資金についてよくある不安や悩みはどのようなものがあるでしょうか?

1.    老後資金がいくらぐらいあれば良いかわからない

まずは現在の生活費がいくらなのかを把握しましょう。一般的には現役時代の7~8割程度が老後の生活費と言われます。その生活費と将来の年金収入の差がいくらぐらいなのかを計算し、どれくらいの不足が発生するのかを試算しましょう。

2.    老後資金に限らず、貯金ができない

金融資産を増やすには「収入を増やす・支出を減らす・運用する」の3つをうまく組み合わせることが必要です。すぐに収入を増やすというのはなかなか難しいので、固定費の見直しを含めた支出を減らす方法も考えてみましょう。また投資信託の積み立てなどの資産運用を取り入れることも重要です。

3.    家を購入したのが遅かったので住宅ローンが80歳近くまである

なかなか難しい問題です。住宅ローンの返済金額を盛り込んだ家計にすることが必要ですが、場合によっては早めに売却することも視野に入れても良いかもしれません。子供たちが独立し、広い家は必要がないというケースであれば売却も一つの手段になるかもしれません。

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資産運用を取り入れましょう

老後の資金不足を補うためには、資産運用が重要です。投資信託や株式投資、不動産投資などの投資方法がありますが、老後資金の準備にはiDeCoや新NISAなどの活用が向いています。

1)iDeCo

職業や加入している退職金などの制度によって異なりますが、20歳から60歳までの期間に自己資金を積み立てる制度です。毎月5000円から利用でき、積み立てた金額は全額が所得控除の対象になります。また積み立てる資金で投資信託をコツコツと購入することで、預貯金以上のリターンも期待できます。

2)新NISA

2024年からスタートした新NISAは、非課税で運用できる期間が無期限になりました。無期限になったということは、老後資金の準備にぴったりです。さらに非課税枠で購入した金融商品を売却すると、翌年以降に非課税枠が復活するので、使い勝手が良くなりました。

資産運用は老後資金の準備に欠かせない要素ですが、元本の保証はありません。リスクを十分に理解し、専門家のアドバイスを受けることも重要でしょう。