「健康保険証」は本人確認用の身分証明書としても利用できる場合もあるため、紛失すると医療費を使われたり、ローンを組まれて借金をされたりと悪用されるリスクもあります。トラブルに巻き込まれないためにも、なくした場合は、すみやかに対応を進める必要があります。

今回は保険証を悪用されるリスクについてや、「保険証を紛失した」「保険証を探しても見つからない」場合にやるべき3つの対処をまとめました。

保険証の紛失に気づいたらすぐやるべき3つのこと


健康保険証(国民健康保険)のアップ
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万一、保険証を紛失してしまった場合、次のような手順を踏んで対応します。

【紛失後にやるべきこと】
手順1.警察署への届出
手順2.発行元へ再発行手続き
手順3.再発行された保険証を受け取る(通常1~2週間程度)

再発行手続き等において、明確な日数期限などは設けられてはいませんが、トラブルを大きくしないためにも、紛失の事象発生からすみやかに行うのが基本です。

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警察署への届出


警察の桜田門シンボルマークのアップ
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保険証を紛失したと分かった場合、最寄りの警察署(もしくは交番)に出向き、盗難届・紛失届等を提出します。

こうしておけば、悪用された場合に、不正使用されたことの証明となります。また遺失物として発見された場合には連絡も来ます。

届出完了時に「受理番号」が通知されます。保険証を再発行する際に必要となるため、番号を控えておきましょう。