あれも、これもとしなければならないことが重なり、忙しい日々。それが連日続き、寝不足だと感じていました。すると突然、視界の片隅に黒い糸くずのようなものが現れました。驚いてパチクリと瞬きをすると、パッと消えてなくなるのです。でも時間がたつとまた、視界の片隅に黒い糸くずのようなものがぼんやり現れました。そしてまた、瞬きや視線をクルリと変えると、消えるのです。それが1日に何度も繰り返し現れました。
視界の片隅に、黒い糸くずのようなもの
夏休みも終盤に差し掛かったころのことです。子どもの宿題や課題を見なければならない上、自分のおこなうべきこともいくつか重なり、慌しい日々が続きました。すると突然、視界の隅のほうに現れた黒い糸くずのような物体。 「あれ? 何?」と驚き、瞬きをすると、パッとその黒い糸くずは消え、いつも通りの状態に戻りました。
「たまたま見えただけなのかな?」と気にせずにいると、また視界の片隅に黒い糸くずがぼんやり見えてきて、再び瞬きをしたりその黒い糸を見ようと視線を変えたりすると、サッと消えてしまうのです。
そんなことが、その日の午後から夕方にかけて何度か繰り返されました。洗濯物を取り込もうと外に出たとき。電気のついた洗面所で手を洗っているときなど、黒い糸くずが視界の片隅に見えたのでした。
「これは一体何?」と、ネットで調べると「飛蚊症」という症状が出てきました。私が見た黒い糸くずのような物が飛蚊症でも見えるそうで、それを知り一気に不安になりました。ネットの説明によれば飛蚊症は、目の老化現象の1つ。また若くても、スマホなどの小さな画面を見続けることによる目の負担や視力低下、ストレスなどによっても引き起こされるのだそうです。
(広告の後にも続きます)
3歳年上の夫はすでに飛蚊症が!
今のところ、私の周りの人で「飛蚊症かも?」という話を聞いたことはありませんでした。でも、突然現れた黒い糸くずがどうしても気になるので、一番身近な存在の夫に相談しました。夫は私より3歳年上の44歳なのですが、意外や意外!! 夫はすでに飛蚊症だったのでした。夫の話によれば、常に黒い蚊のような虫が1匹飛んでいるそうです。
夫は当初、飛蚊症かもと疑った際に、眼科で診察を受けていました。その際、眼科医に、「飛蚊症は老化現象の1つ。一度現れると消えないし、特に薬も対策もない。だから慣れるしかないね。きっとそのうち気にならなくなるよ」と言われたそうです。だから夫は特に何の処置もなく、今も変わらず普通に過ごしています。
そして私が「今日初めて視界の片隅に黒い糸くずが見えた」と伝えると、夫は「寝不足だったりしない? それで一時的に見えることもあるらしいよ」と言いました。たしかに、そのころ私は寝不足気味でした。そこで夫のアドバイスを聞き、その日はいつもより早く寝ることにしました。