親子ローンを組むための条件
金融機関により異なりますが、概ね統一されていることが直系の親族間であるということです。例えば親子の他にも祖父母と孫や、子もしくはその配偶者という範囲の条件が多いようです。
また、親子でローンを組むということは、同居もしくは将来同居の予定があることが条件となります。また子どもの人数は1人のみで、親1人に対して子ども2人というケースは認められません。
さらに、親と子ども両方ともに継続的な収入があり、返済能力があることも条件のひとつです。子どもの年齢は20歳以上、完済時の年齢が80歳未満に設定されている金融機関がほとんどです。
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親子ローンで相続や返済のトラブルを避けるために
親子ローンは、今現在同居中もしくは同居を考えている親子に向いています。親子間で一緒に住宅ローンを返済していきたいというようにお金の問題がクリアになっていて、さらに兄弟姉妹がいる場合はその兄弟姉妹間でも同居している子どもが親の面倒を見るので相続はどのようにする、とそこまで話ができているとなお良いでしょう。
相続が発生した場合、一緒に親子ローンを組んだ子どもがその土地や建物を相続することになるので、そこまでよく考えて「争続」にならないようにしておくこともポイントです。
また、前述しましたが、親が先に亡くなった場合債務が残ってしまうので、親子リレーローンを組んだ場合は親に民間の掛け捨てタイプで割安の生命保険に加入しておくことをお勧めします。親子ペアローンの場合は、親子とも団体信用生命保険に加入するケースが多いようです。
いずれにしても親と子どもそれぞれのライフプランをよく考え、兄弟姉妹ともよく話し合って親子ローンを組むようにしましょう。