プラスチックごみを拾いに、海へ出かけよう
海洋プラスチックごみの問題について基本的(きほんてき)な知識(ちしき)を身につけたら、次に、少しでもプラスチックごみを減(へ)らせるよう、アート作品の材料(ざいりょう)を拾いに、海へ出かけてみましょう。
●用意するもの
トング、火ばさみ。なければ、割(わ)りばしでもOK
ごみを入れるためのふくろ
足を守ってくれるくつ。サンダルはNG
水筒(すいとう)、帽子(ぼうし)などの熱中症対策(ねっちゅうしょうたいさく)
●海に行くとき、ごみを拾うときに注意すること
必(かなら)ず大人といっしょに出かける
帽子(ぼうし)をかぶる、水分をこまめに取るなど、熱中症(ねっちゅうしょう)に気をつける
波が高いところ、人目につきにくいところ、潮(しお)が満(み)ちて足場がなくなりそうな場所には近づかない
ごみはトングや火ばさみ、割(わ)りばしなどを使って拾い、直接(ちょくせつ)手ではさわらない
中に液体(えきたい)が入っているごみやスプレー缶(かん)、水分をふくんだ布などは危(あぶ)なかったり、汚(よご)れたりしやすいので、拾わないようにする。区役所や市役所などで回収(かいしゅう)してくれることが多いので、大人に問い合わせてもらう
砂浜(すなはま)の中にとがった物や、つりばりなど危険(きけん)なものがかくれている場合もあるので、足元に注意しながら歩く
また、ごみを拾うだけでなく、磯(いそ)や砂浜(すなはま)にどんな生き物がいるのか観察(かんさつ)してみましょう。生き物が暮(く)らす海をきれいにしたいという気持ちになったり、海洋プラスチックごみの問題をもっと身近に感じたりできるかもしれません。
磯(いそ)遊びも楽しんでみよう。小魚やカニなど海の生き物の姿(すがた)を発見できるかもしれない
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拾ったごみを分類(ぶんるい)しよう
プラスチックごみを家に持ち帰ったら、作品を作りやすくするために分類(ぶんるい)しましょう。
そのとき、もしごみに商品ラベルがついていたら、どんな文字が書かれているか調べてみてください。海外から流れ着いたものも発見できるかもしれません。日本が世界とつながっていることが感じられることでしょう。
●手順
捨(す)てるごみ、作品作りに使うごみに分ける
作品作りに使うごみは、水洗(みずあら)いする。ごみからにおいがしたり、汚(よご)れていたりすることもあるので、洗剤(せんざい)や重曹(じゅうそう)など使ってしっかり洗う
洗ったごみは太陽の光に当ててかわかす
ごみは色や形、素材(そざい)ごとなど、自分が使いやすいように分ける