涼しげな雰囲気が美しい睡蓮は、熱帯から温帯にかけての広い範囲に生息しています。水面に浮かぶ円形の葉と白やピンクの花が神秘的な人気の高い植物で、家庭で育てて楽しむのもおすすめです。この記事では、睡蓮の見た目の特徴から、育てる上での注意点、香る品種や開花時間が異なる品種などについても詳しくご紹介します。

睡蓮の基本情報


Mazur Travel/Shutterstock.com

植物名:スイレン(睡蓮)
学名:Nymphaea colorata
英名:waterlily
和名:睡蓮
科名:スイレン科
属名:スイレン属
原産地
 熱帯性睡蓮:熱帯アフリカ、南米、オーストラリア、熱帯アジアなどの熱帯、亜熱帯地域
 温帯性睡蓮:ヨーロッパ、アメリカの温帯地域
分類:多年生水生植物 

「睡蓮」とは、スイレン科スイレン属(Nymphaea属)の植物の総称です。スイレン属の学名である「Nymphaea」は、水の精のnymph(ニンフ)に由来しています。水に浮かぶ涼しげな姿が美しい多年草の水生植物(水草)です。池や沼、緩やかな河川など生育していて、水中の地下茎から長い葉柄を伸ばし、水面に葉や花を浮かべます。

(広告の後にも続きます)

睡蓮の花や葉の特徴


Praew stock/Shutterstock.com

園芸分類:水生植物
開花時期:熱帯性睡蓮:7〜10月/温帯性睡蓮:5〜10月
耐寒性:熱帯性睡蓮 弱い/温帯性睡蓮 強い
耐暑性:熱帯性睡蓮 強い/温帯性睡蓮 普通
花色:ピンク、白、黄色など

睡蓮は、その見た目の特徴からも人々に愛される植物です。葉は円形で、切れ込みがあり、ツヤがあります。また、花は水面上に咲き、花托がなく、細長い花びらが特徴です。

睡蓮とハスは似ていますが、違う仲間の植物です。睡蓮の葉が水面に浮かぶのに対し、ハスの葉は水面の上に出て展開します。