花毎の花言葉・アマリリス「魅了」

一般的なアマリリスの花言葉は「輝くばかりの美しさ」「おしゃべり」「自尊心」「内気」など。学名や華やかな姿、ラッパ状の花の形から付けられたと思われる意味や、ギリシア神話に登場する内気な羊飼いの少女「アマリリス」に由来するものなどさまざまです。

現在、アマリリスはほぼ一年中入手できる花になりましたが、大きく鮮やかな花は年末年始を彩る花にふさわしい華やかさがあります。この花がヨーロッパに伝わったときにも、それまでに熱狂を巻き起こした花々よりもひと際大きく、大胆な花を咲かせるアマリリスは当時の人々にさぞ魅力的に映ったのではないでしょうか。

そんな、多くの人をとりこにしてきた、華やかなアマリリスに「魅了」という花言葉を贈りたいと思います。

文・第一園芸 花毎 クリエイティブディレクター 石川恵子

水上多摩江

イラストレーター。

東京イラストレーターズソサエティ会員。書籍や雑誌の装画を多数手掛ける。主な装画作品:江國香織著「薔薇の木 枇杷の木 檸檬の木」集英社、角田光代著「八日目の蝉」中央公論新社、群ようこ「猫と昼寝」角川春樹事務所、東野圭吾「ナミヤ雑貨店の奇跡」角川書店など