周囲に合わせて変わっていく庭づくり


レイランドヒノキの生け垣。Gartenbildagentur Friedrich Strauss / Strauss, Friedrich

周囲の庭景色には他にも変化があり、先日は、南側の隣家がヒノキ科の木で作った生け垣を半分に切り戻していました。もとは高さ4mほどだったのが、現在はその半分の2mほど。我が家でも、特に夏場は防風林や木陰としての恩恵に与っていた生け垣です。そのため、庭の日陰作りや防風について考える必要が生まれました。台風が来たときに、全てが吹き飛ばされたり、ウッドデッキや庭のプランターにダメージを与えないように備えておかなくてはいけませんね。

また、家の周囲の木々がなくなったことで、我が家の庭には新しい棲みかを求めてか、カラスが数羽訪れるようになりました。もう少し小さな野鳥たちもやってきます。


Mny-Jhee/Shutterstock.com

我が家の周辺では、わずか1カ月ほどの間に大きな変化がありました。物事の移り変わりは早く、ガーデンも人々もその新たな環境を受け入れなくてはいけません。幸い、木々を撤去する前の様子も数枚写真に残してあるので、元の景色も振り返ることはできます。この原稿を書いている現在もショベルカーが忙しく働いている様子が見えていますが、簡単にさまざまなものを解体していく様は、少し怖いほどです。

現代の暮らしでは、住宅に比して少なすぎる緑や公園しかありません。そのため、いま自分が持っているものを守ることはとても大切なことです。

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家庭菜園区画で楽しむハッピーアワー


Gartenbildagentur Friedrich Strauss / Meyer-Rebentisch, Dr. Karen

最近、手入れをしている家庭菜園の区画に行くと、土がとてもよくなり、ミミズもよく育っているのが実感できます。以前は軽い、砂質の土だったのですが、何年にもわたって堆肥や天然の土壌改良剤を施し続けた結果、もっと生命力のある土に代わってきました。

私が利用している貸し菜園には50区画程度があり、この季節はあふれんばかりの緑でいっぱいです。人々がやってくるのは、もっぱら暑い昼間を避けた早朝や夕方以降。作業をしながら近くの区画の人々とおしゃべりするのは楽しい時間です。

オフィスワークを終えて、この暮らしのオアシスで近くの人と交流するのは素晴らしいひととき。1時間ほど作業したら、ミニガーデンの横にレジャーシートを広げて腰を下ろし、「ハッピーアワー」を楽しみます。