更年期の症状はアロマテラピーで緩和しよう。取り入れ方・おすすめ精油を紹介

【更年期の緩和】アロマテラピーにおすすめの精油

更年期の緩和にアロマテラピーを取り入れるなら、症状の改善に期待ができる精油を使うのがおすすめです。今回はゼラニウム、クラリセージ、ローズマリーの3つを紹介します。

ゼラニウム

ゼラニウム精油はやや甘く、青みがかったバラのような香りです。公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)が行った、更年期症状に対するゼラニウム精油を使った研究※で、更年期症状の緩和に有効であることが示されています。

研究では、ゼラニウム精油は不安感の改善や活力の向上といった精神面だけでなく、肌や髪のうるおいアップ、抜け毛の改善などにも効果が見られたようです。更年期の症状に悩んでいる人は、まずはゼラニウム精油を使ってみてはいかがでしょうか。

※出典:公共社団法人 日本アロマ環境協会「ゼラニウム精油の香りが更年期特有の症状を軽減!?」

ゼラニウムのアロマは女性の強い味方。相性の良い精油とのブレンド方法も – Her ELEGANCE

鮮やかな小花がボール状に集まる姿が愛らしいゼラニウム。観賞用として世界中で愛されていますが、実はゼラニウムから抽出される精油のフローラルな香りも人気。さらにゼラニウムのアロマには、女性に嬉しい効果があると言われています。この記事ではゼラニウムの効果効能と、アロマを生活に取り入れる方法、相性の良い精油で作るオリジナルブレンドを紹介します。

クラリセージ

クラリセージ精油は、パウダリーでやや甘い香りを楽しめます。主な香り成分は酢酸リナリル、スクラレオール(特徴成分)、リナロールです。これらの成分には女性ホルモン様作用があるため、乱れたホルモンバランスを整える効果が期待できます。

クラリセージは女性に嬉しい効果効能がたくさん!簡単にできるおすすめの使い方 – Her ELEGANCE

クラリセージはハーブのような爽やかさと、甘さのある香りが特徴の植物。効果効能はさまざまありますが、女性特有の悩みにアプローチしてくれることから「女性のためのハーブ」とも呼ばれています。本記事では、クラリセージの効果効能や手軽に取り入れられる使い方、禁忌やおすすめのブレンドなどを紹介していきます。

ローズマリー

ローズマリー精油は、気分をすっきりとさせてくれる清涼感のある香りです。頭が重くぼんやりする、やる気がでない、無気力といった症状の緩和や、ストレスなどによる精神的疲労の回復効果が期待できます。ストレスや疲労は更年期症状の悪化へとつながる恐れがあるため、イライラする時、疲れが溜まっている時は、ローズマリー精油を使ったアロマテラピーがおすすめです。

人気のハーブ、ローズマリーの効果効能には魅力がいっぱい!精油のお手軽な活用方法も – Her ELEGANCE

ローズマリーは強い抗酸化作用や血行促進作用があるハーブです。健康や美容に効果があると言われており、食品や化粧品など、用途の幅が広いのも特徴。正しい使い方を守れば、さまざまな良い効果が得られるでしょう。本記事では、ローズマリーの特徴や効果・効能の他、精油の取り入れ方や注意点などを紹介します。

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アロマテラピーを行う時の注意点

精油は心と体にさまざまな良い効果をもたらしてくれますが、間違った使い方をしてしまうとトラブルを引き起こす恐れもあります。ここでは、精油を扱う時の注意点について紹介します。

必ず精油を使う

アロマテラピーは、100%植物から抽出された精油(エッセンシャルオイル)を使います。「ポプリオイル」や「フレグランスオイル」は精油ではなく、人工香料です。「アロマオイル」と表記されているものも、精油とは異なる場合があるので注意してください。

アロマテラピーをする際は、「精油」「エッセンシャルオイル」と記載のあるものを選びましょう。

精油の原液は肌につけない

精油の原液は刺激が強いので、直接肌につけてはいけません。マッサージなど、肌に直接つける場合はキャリアオイルなどで希釈して使います。

万が一、誤って精油の原液が直接肌についてしまった場合は、すぐに水で洗い流してください。赤みや刺激、発疹など、皮膚に異常がみられた場合は医師の診察を受けましょう。

精油を目に入れない

目は肌よりも敏感な部分です。精油のついた手で目をこすったり、誤って目に入れたりしないように注意しましょう。誤って目に入ってしまった場合はすぐに水で洗い流し、こすらないように注意しつつ眼科医師の診察を受けてください。

精油を飲まない

精油によっては経口毒性があるため、原液はもちろん、希釈したものであっても口に含んだり飲んだりと、摂取してはいけません。誤って飲んでしまった場合は、大量の水で口をすすぎます。

子どもが飲んでしまった場合は、吐かせずに医師の診察を受けましょう。受診する際は飲んでしまった精油のボトルか、精油名と飲んだ量を記載したメモを持参しましょう。

苦手な香りを無理に使わない

自分の抱える悩みに効果のある精油でも、苦手な香りでは逆にストレスを感じてしまうこともあります。アロマテラピーはリラックスすること、楽しむことがメインであり、使う精油に決まりはありません。自分の好きな香りの精油や、嗅いだ時に心地よいと感じた精油を使ってくださいね。