昭和29年創業の老舗ジンギスカン店【だるま】。すすきの本店を含む6店舗はどこも連日行列をなしています。創業以来70年間「いつまでも変わらないこと」をモットーに、高品質な羊肉を安くおいしく提供し続ける姿
ジンギスカンの名店が道外初進出
上野広小路駅と湯島駅のちょうど間くらいに完成した、2階建ての【成吉思汗だるま 上野御徒町店】
「東京でもだるまのジンギスカンが食べたい」という熱烈な声に応えるかたちで、創業70周年の節目に【成吉思汗だるま 上野御徒町店】を開業。同ブランドの道外および東京への出店は今回が初めてです。札幌の老舗名店が満を持して東京進出との話題はオープン前から広がり、オープン初日は最長6時間待ち! その凄まじい人気が伺えます。
1階は直線、2階には馬蹄型のカウンター席に設置された七輪で炭火焼きに
オープンからしばらく経った今でも日々列をなし、待ち時間は平均して1.5時間ほど。今後は整理券システムの導入を検討中とのことで、より気軽に訪れられる日も近いでしょう。
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人気の理由①引き継がれてきた祖母の味
副社長で3代目の金 有燮(ユソプ)さん(左)と、4代目である娘さんの天憓(チョネ)さん(右)
昭和29年創業の【だるま】。3代目の有燮さんの祖母が、戦後まもない時代に北海道でポピュラーだった羊肉を使い、庶民も気軽においしい肉が味わえる店をすすきのに開業。有燮さんの祖父が他界したわずが3ヶ月後のことだったそうです。現在2代目社長を務める、当時中学2年生だった有燮さんのお父様が描いただるまのイラストを現在も掲げています。
創業時から変わらない味を提供し続けています
看板メニュー『成吉思汗』と、社長と副社長だけがレシピを知る秘伝のタレは創業時から変わらないもの。ラムとは違い、少しクセがありながら肉の旨みや味わいが濃厚なマトンを使う上で、このタレは欠かせません。マトンを最大限おいしく食べられる病みつきな味わいは、だるまファンを増やしてきた要因の一つでもあるでしょう。