2.白菜とリンゴの生姜サラダ
白菜は葉と芯で切り方を変える。葉はザク切り、芯は繊維に沿って食感を生かす。
01のカブと同様に、ボウルを振りながら白菜と調味料をまんべんなく合わせる。
〈材料〉2〜3人分
白菜…小1/8個
リンゴ…小さめ1/2個
生姜…大きめ1かけ
ドライイチジク… 2個
粗塩…適量
米酢…小さじ2
〈作り方〉
1.白菜は長さを4~5等分にして芯の部分は細切りにし、葉は少し大きめに切る。
2.生姜は細切り。リンゴは皮つきのまま食べやすいサイズの薄切りにする。ドライイチジクは横に細切りにする。
3.ボウルに白菜、生姜を入れ粗塩、米酢を加えてざっと混ぜ、リンゴ、ドライイチジクを加えてさっくり和える。
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3.鶏と白い野菜の煮込み
ボロボロと崩れやすいカリフラワーは、包丁の先で芯を割くようにして小房に。
ぬめり成分のある里芋。事前に皮をよく洗い、しっかり乾かすと扱いやすくなる。
〈材料〉2〜3人分
鶏もも肉… 2枚
カリフラワー…小さめ1個
里芋…小さめ4個
ニンニク…小さめ1かけ
オリーブオイル…小さじ2
粗塩…適量
水…100㎖
〈作り方〉
1.鶏肉は余分な脂を取り除く。
2.カリフラワーは小房にし、里芋は皮をむき、4等分に切る。
3.鍋にオリーブオイルを熱し、鶏肉を皮目から焼いて返す。
4.鶏肉の周りにつぶしたニンニク、カリフラワーと里芋をのせ粗塩をふりフタをして5分蒸す。
5.水を注ぎ、フタをして20~30分、水分がほぼなくなり白い野菜がごく軟らかくなったら火を止める。木べらで野菜をつぶしてペーストに。
6.皿に鶏肉をのせ、白い野菜のペーストをたっぷりかける。オリーブオイル、胡椒をふっても。
冬野菜の甘味を引き出した、しっとりおいしい蒸し料理。乾燥気味の体にじんわり染みる。
渡辺有子先生
わたなべ・ゆうこ/東京都生まれ。料理家。スタジオ「FOOD FOR THOUGHT」にて、料理教室や食にまつわるイベントを開催。東京・代々木上原と西荻窪で、同名の器店をディレクション。作家ものの器や食まわりの商品を扱う。『料理と私』(晶文社)、『渡辺有子の家庭料理』(主婦と生活社)など著書多数。旬の素材を生かしたシンプルでおいしい料理に定評があり、いつまでも初心者気分でいつづける生徒・吉田直子にも、懇切丁寧に料理を教える。
吉田直子生徒
よしだ・なおこ/東京都生まれ。ライター。冠婚葬祭で使う小物とジュエリーのブランド〈シュオ〉のディレクター、ファッションブランドのプレスを務めるなど、フレキシブルに働く1 児の母。2019年、絵本『こっぷんとかっぷん』(絵・よこやまかんた/若芽舎)を刊行。2020年には蒼井優の著書『今日もかき氷【進化版】』(マガジンハウス)の編集を手がける。渡辺有子の料理教室で毎月記事をまとめているが、いまだに作るよりも食べることを好む。