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●横浜中華街の正門すぐのところにある肉まんの名店『北京飯店』。実は名物は春巻きだった。

 山下公園やみなとみらい線元町・中華街駅からすぐ、横浜中華街の正門「朝陽門」があります。向かって右手側には創業1955年の名店『北京飯店』。いつも横目にしながら気になっていたのですが、年季が入った佇まいに入店するにも勇気が……。


マダム以外にカップルなども買い求めていました

 すると、地元の人らしきマダム二人組が、「今日はあんまんと何にする?」と相談する姿を発見。慣れた様子で店員とやり取りし、点心を袋一杯に購入していました。これは……きっと美味しいに違いない!

 地元の人にならうように、「野菜まん」、「五目肉まん」、「春巻き(生)」を思い切ってテイクアウトしてきました。帰って味わったら、「あら、おいしい!」

『北京飯店』の春巻きに感動。老舗らしい逸品だった!


桃まん、かわいい

『北京飯店』は「五目肉まん」や「桃まん」が名物のようですが、実は「春巻き(生)」と「ザーサイ」が秀逸だと判明! まずは人気の肉まん系を味わってみました。


「野菜まん」450円(手前)、「五目肉まん」500円(上)

「野菜まん」と「五目肉まん」は子どもの顔よりも巨大! ふかしあがったら、余計に大きい!

 皮は分厚いのですがふかふかで食べやすく、中の餡もほどよいとろみがありました。とくに「野菜まん」は、肉なしの八宝菜のような餡で、野菜だけでこんなに満足感があるとは! と驚くべき一品でした。


「春巻き(生)」5本、500円 [食楽web]

 そして、「春巻き」(生、5本500円)です。家のフライパンで適当に揚げても、お店のように皮はパリパリ、中はトロトロに再現できました!


 味付けも上品で、長年あの場所で愛されている理由がすべて詰まっていました。これはバツグンに美味しかった! 最近で一番、美味しかったものは? と質問されたら、迷わずこの「春巻き」と答えるでしょう。(ライター・亀井)

●SHOP INFO
北京飯店
アクセス:みなとみらい線元町・中華街駅すぐ
住:神奈川県横浜市中区山下町79-5
営:11:30~21:30