シンプルに一輪で楽しむ

フリージアは下から先端へ向かって順に咲き進んでいきます。

先の方にある固い蕾は咲かせることが難しいのですが、ほころびかけた蕾はだんだんと開いていく様子を楽しむことができると思います。

また最初に咲いた花から萎れていきますので、花の下にある緑のガクのところからハサミでカットするか、花を引き抜いて萎れた花を取り除きましょう。こうすることで美しい花姿をより長く楽しむことができますよ。

お手入れを続けて、花が少なくなってきたら、思いきって茎を短くカットして飾ってみると、器とのバランスがとりやすくなると思います。

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フリージアの美しさを楽しむ

短くカットしたフリージアをいけて、しなやかな蕾や葉を丸い器に添わせてみました。

清らかな水のきらめきと、みずみずしいフリージアとのハーモニーがこの季節にふさわしい、小さくて美しい花あしらいです。

体調を崩しやすいこの時期ですが、心や体をフリージアの香りで整えて、もうすぐやってくる春を迎えましょう。

フリージアの花言葉は「希望」。

皆さまの心に希望があふれますように…

「フリージア」の基本情報

□出回り時期:11~3月

□香り:あり

□学名:Freesia

□分類:アヤメ科フリージア属

□和名:香雪蘭(こうせつらん)、浅黄水仙(あさぎすいせん)

□英名:Freesia

□原産地:南アフリカ(主にケープ地方)

□花言葉:「希望」「あどけなさ」「純潔」「親愛の情」など

花毎でご紹介しているフリージアのお話

水上多摩江さんが描いたフリージアの花とその由来

二十四節気の花絵 第九十一話 清明の花絵「フリージア」

谷中直子

第一園芸入社前から学生バイトで働く生粋の第一園芸人。百貨店系ショップでいわゆる花屋さんを数年経験後、ホテル店に移動しブライダル関係を十数年経験。店長職を経て本社勤務に。現在は広報としてリリースなどの社外発信を担当。

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