「プールで騙されました」28歳の女性が大学生の監視員と交際したら、衝撃の結末に…――仰天ニュース傑作選

夏は恋の季節、そこで過去5万本の記事より反響の大きかった恋にまつわる記事をピックアップ!(初公開2020年8月17日 記事は取材時の状況) *  *  *

 熱中症アラートが発令されるほどの猛暑が続いているが、夏になるとテンションがあがり開放的な気分になる人が多い。花火大会、海水浴、プールにバーベキュー。夏ならではのイベントが多いことから、ついついハメを外してしまった経験のある人も多いハズだ。

「年下のイケメンにプールで騙されました」と、遠い目をして語るのは絢さん(28歳・仮名)だ。

◆大学生のプール監視員に恋して…

「私は東京サマーランドやとしまえんが大好きなんですよ。女だけで可愛い水着を着てワイワイするのが楽しくて」

 常に女同士で行き、特にナンパ目的ではないという。

「ナンパ待ちはしてませんけど、なんだかんだされますよね。でも大体断ります。プールで声かけてくる男なんて信用出来ないじゃないですか。女子だけでインスタ映えする写真を撮ってるほうがぜんぜんいい」

 そんな絢さんだったが去年、“トンデモナイ”出会いがあったそうだ。

「ビックリするようなイケメンがいたんです! しかも客じゃなくてプールの監視員の子! 色黒の志尊淳みたいな感じで背も高いし、細マッチョ。色んな女の子が振り返ってましたね。もう『こんなイケメンにはなかなか会えない!』と思って話しかけて、LINEを聞きました。逆ナンですね(笑)」

 志尊淳似の監視員は22歳の大学生。年齢を聞いた絢さんの周りは冷ややかな反応だったそうだが、彼女は止まらなかった。

「すぐLINEを送って、3日後に彼が休みだと言うので飲みに行きました。私が6歳も年上だし、どうアプローチするか悩んだけど『年上のお姉さん好き』とか甘えてくるし、これはイケるな! って軽く『付き合っちゃう?』と言ってみたら、OKもらえたんです」

 若くてイケメンの彼氏が出来た!と浮かれるものの、彼の監視員のバイトが繁忙期なこともあり、あまりに忙しくてあまり会えなかったそうだ。

「年上の私が『バイトを休んで!』というわけにもいかない。でも会いたいじゃないですか。ぶっちゃけ友達に自慢したいし、内緒で彼のシフトが入っている時にプールに行ったんです」

◆そして事件は起こった

 そして、絢さんたちが彼を見つけて声をかけようとした瞬間に事件は起こった。

「私たちの本当にちょっと前に若いギャルグループがいたんです。その1人が私の彼を指差して『あ! あれが私の彼!』って大声で言うんですよ。そしたら彼もデレッとして、手を振っていて。気まずかったです。幸い私に気づいてなかったから、そっとその場を離れました」

 地獄のバッティング後は、ずっとお葬式のような雰囲気だったと当時を振り返る。

「私を入れて5人だったんですが、『若いからしょうがないでしょ?』って励ましてくれる子もいれば、『だから大学生なんか相手にしてくれないよって言ったじゃん!』と呆れる友人もいました。私は放心状態でしたね。でも、せっかくきてくれた友人に申し訳ないので普通に楽しむことにしたんです。スライダーに乗ったり、お酒飲んだり。彼のいる場所には近づかないようにして」

◆さらにトンデモナイ事実が発覚


 しかしその後、綾さんの友人が女子トイレでさらにトンデモナイ現場に遭遇したそうだ。

「友達がトイレに行ったら、さっきのギャルグループとは別の若い子たちが彼の話をしてたそうなんですよね。『アンタの彼、本当に志尊淳に似てるねぇ~』って。彼のその日にいた場所や身長のことも言ってたらしく完全に彼なんですよ。たまたま行った8月半ばのプールに“彼女”が3人も来ているって……やばくないですか?」

 再び、お葬式状態に陥りつつも気を紛らわせ、女だけで1日を楽しんで終えたという。

「その日は言葉も出なくて、プールに来たことも言わずに帰ってからLINEしたら『俺、他にも彼女いるって言わなかった? 絢も好きだけど、他の子も好きって言ってくれるんだもん』って、全く悪びれないんです。しかも、まさかの10股だったんです。私もこんな若くてイケメンな彼と結婚までは無理だろうとは思っていましたが、でもさすがに10股はキツイですよね。ちょっと無理だと伝えると『残念! また気が向いたら連絡してね?』と、まぁアッサリ。しかもその日も逆ナンされて、新しい彼女候補がいるって言われました……」

◆夏じゃなければ…

 このエピソードは、いまだに仲間内で酒の肴にされているそうだ。

「完全に“夏のマジック” ですよね。夏じゃなければこんな失態はおかさなかった気がするんです。だって28歳がプールでバイトしている22歳を超イケメンを逆ナンして、1回飲みに行っただけで付き合うって、なかなか頭おかしくないですか? ドラマじゃあるまい。これが、プールじゃなくてスノボ旅行とかだったら絶対にこんなことしないなって思いますもん。本当に思い出すだけで恥ずかしいです」

 絢さんは終始「苦い思い出です」と苦笑するが、もう数年まともに恋愛をしていない筆者からしたら、ひと夏だけでも年下の超絶イケメンにだまされたいもんである。<取材・文/吉沢さりぃ>

【吉沢さりぃ】

ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720