クラリセージ精油の効能を活かす使い方
クラリセージの精油は、手軽に日常生活へ取り入れられます。ここからは、誰でもできる取り入れ方を紹介するので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
芳香浴で香りの効能を得る
芳香浴は精油を数滴垂らすだけの簡単な取り入れ方。心を落ち着かせたいと思った時に、すぐ実行できるのが魅力的です。在宅ワーク中に嫌なことがあった時や、今日一日のことを振り返ってしまう就寝前など、家にいて気分が落ち込んでしまった時はディフューザーに精油を数滴垂らして、部屋をリラックスできる空間に変えてみましょう。
ディフューザーがない場合は、お湯を張ったマグカップに精油を垂らしてみてください。湯気とともに立ちのぼる香りを楽しめます。また、ハンカチやタオルに精油を染み込ませておくと、外出先でも香りを持ち運べます。
手作り化粧水で美容効果を得る
精油や芳香蒸留水などを使い、好きな香りのオリジナル化粧水を手作りするのもおすすめです。芳香蒸留水とは、クラリセージを始めとする多くの精油が作られる、水蒸気蒸留法の過程でできる水溶液のことを指します。それ自体に香りがあるため、「アロマウォーター」や「フローラルウォーター」とも呼ばれています。
<必要なもの>
お好みの精油:1~5滴 芳香蒸留水(または精製水):40mL 無水エタノール:5mL グリセリン:5mL 耐熱性ガラスビーカー 耐熱性ガラス棒 耐熱性+遮光性の保存容器 ラベル
<作り方>
ビーカーに無水エタノールと精油を入れ、ガラス棒でよく混ぜる そこに芳香蒸留水とグリセリンを加え、再び混ぜ合わせる 耐熱性+遮光性の保存容器に移し替える ラベルに作製日を記載し、保存容器に貼る 分離しやすいので、よく振ってから使用してください。 肌が弱くてエタノールが使えない場合は、植物油で代用しても問題ありません。
<ブレンド>
手作り化粧水に使う精油は、クラリセージ単体だけではなく他の精油とブレンドするのもおすすめです。美白効果がほしい時はラベンダー、美肌になりたい時にはゼラニウムやフランキンセンスを混ぜてみてください。クラリセージを含め、これらの精油はどれも入手しやすいため、試しやすいのも魅力です。
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マッサージで美容とリラックス効果を得る
クラリセージの香りを楽しみながら肌のケアができる、“トリートメント法”と呼ばれる使い方もあります。ホホバオイルなどの植物性のオイルをベースに、精油を1%以下(フェイスの場合は0.5%以下)の濃度になるように混ぜたトリートメントオイルを、身体や顔などの肌にやさしく塗布する取り入れ方です。今回は、その中から「ヘッドスパ」と「ボディマッサージ」の方法を紹介します。
<ヘッドスパ>
植物性のオイル大さじ1に、クラリセージ精油を1滴垂らします。手のひらで混ぜ、頭皮に揉み込むようにマッサージしてください。下から上に向かってマッサージするのが効果的です。マッサージが終わったら20~30分置いて、シャンプーで洗髪します。
<ボディマッサージ>
植物性のオイル20mLに対し、クラリセージ精油を4滴垂らして全身をマッサージしましょう。生理前のPMSなどで鈍痛を感じる場合は、腹部を中心にマッサージしてみてください。クラリセージ精油を2滴に減らし、サンダルウッドやオレンジスイートを混ぜて使用するのもおすすめです。
トリートメント法を実践する際、肌の弱い人はトラブルを予防するためにも、低い濃度で試してから使うようにしましょう。
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クラリセージ精油を扱う際の注意点
女性ホルモンに似た成分を持つクラリセージは、人によっては使用しない方が良い場合があります。クラリセージ精油を扱う前は、以下の注意点を確認しておくようにしましょう。
妊娠中・生理中は使用しない
クラリセージには子宮収縮作用があります。女性ホルモンに似た成分が子宮を刺激し、出産を早めてしまう恐れがあるため、妊娠中の使用は厳禁です。また、クラリセージは生理前のPMSに対しては効果的ですが、生理が始まってからの月経痛に対しては効果が発揮されません。
運転中など、集中する場面では使用を控える
運転中や作業中など、集中力を使う場面において、クラリセージの使用は不向きと言われています。リラックス感が高まり、集中力が散漫になってしまう恐れがあるためです。クラリセージを使用するのは自宅など、ゆったりと過ごせるシーンがおすすめです。
飲酒中の使用は悪酔いする恐れがあるため注意が必要
クラリセージの香りは、陶酔作用があるとも言われています。その作用は、昔はお酒に混ぜられていた歴史を持つほど。そのため、飲酒時にクラリセージ精油を使用すると、さらに酔ってしまうかもしれません。悪酔いを避けるためにも、飲酒時には使用しない方が良いでしょう。