住宅ローン審査に落ちやすくなる要因
以上が主な要因ですが、次のことにも注意しましょう。
【注意①】「体の状況」は本審査で落ちる要因
一般的に、住宅ローンは団体信用生命保険に加入することが条件になっています。団体信用生命保険とは、住宅ローン契約者に万が一のことがあったときに住宅ローン残高がゼロになる保険のことで、「団信」とも呼ばれます。
本審査では団体信用生命保険の加入に必要な告知書を記入する必要があるため、過去に高血圧や糖尿を告知書に記載された病気の治療歴がある場合は、本審査に通らないことがあります。
しかし体況面で不安な方は、フラット35やワイド団信などは団体信用生命保険が任意であるため、ローンが組める可能性があります。フラット35とは、民間金融機関と住宅金融支援機構が提携して提供する最長35年の全期間固定金利の住宅ローンです。
高血圧や糖尿病など持病がある人は、事前審査をする前に金融機関や不動産会社の担当に相談することをおすすめします。
【注意②】「現金主義」で信用情報がない
現金主義者でクレジットカードや車のローンなどを使わない方は審査に落ちる場合があります。年齢にもよりますが、何らかの返済履歴があることが一般的であるため、金融機関は延滞履歴と同じくチェックします。
もしまったく返済履歴がない場合には、クレジットカードやローンを使えない理由があるのでは?とマイナスにとらえられる傾向にあります。
現金主義者の方は住宅ローン組む前にクレジットカード作成し、返済履歴を作っておくとよいでしょう。何の落ち度もない人は、金融機関に自分がスーパーホワイトである理由を事前に伝えておくと審査の結果が変わるかもしれません。
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住宅ローン審査の前にやるべきこと
【1. 自分の信用情報を確認】
自分の信用情報、いわゆる属性や過去のクレジットカードやローン借り入れ・返済などの取引状況などが確認できます。個人の信用情報がどのように記録されているかを確認してみることで、審査落ちとなる前に要因が判明するでしょう。
信用情報は3つの機関である株式会社日本信用情報機関(JICC)、指定信用情報機関(CIC)構、全国銀行協会(JBA)から取り寄せることができます。PCやスマホ、窓口にて取り寄せが可能です(手数料は500円~1,000円)。
【2.予算の確認】
自分がどのくらいの金額の住宅ローンを組むことができるのかを計算し、予算を設定します。これによりローン審査の際に負担がないかどうかを判断できます。
また、今年から徐々に日本の債券利回りが上昇傾向で、変動金利も今後金利上昇の可能性があります。そこも見込んで借入金額などの資金計画を立てましょう。