まさに、“ネオ中華のいま”を満喫できる一軒が、中目黒の『Fun Fan』。
エスニックを感じる本格中華と、気分が高揚するような店の雰囲気に、大人たちは惹かれている!
ド派手なネオンサインに大人たちも高揚する
中目黒駅から徒歩5分のビル2階にある『Fun Fan』。漢字では「楽飯」と書くが、文字がもたらす牧歌的なイメージとは異なり、店内には近未来的なムードが漂う。
だが、ざわめきと熱気、そしてスパイスの香りに包まれたフロアは、まるで東南アジアの屋台のそれだ。
お祭りのような高揚感をもたらす“仕掛け”で最もユニークなのは、フロア構成だろう。
コの字、アイランド、バーと複数種のカウンターが点在し、厨房と客席を隔てる仕切りはない。行き交うスタッフとゲストが交わることで、店全体に一体感が生まれているわけだ。
既視感ないメニューが勢ぞろいな“エスニック中華”の面白み
気になる料理は、丁寧な仕込みによって引き出された本格的な味わい。“コスパ系酒場”とは一線を画し、大人の舌をも唸らせる。
中華をベースにしつつも、柔軟に東南アジア各国のテイストを取り入れているところも、女性客に支持される理由だろう。
牛脂で炒め、隠し味に中国醤油を使う「極み炒飯のいくらソースかけ」¥1,300。
いくらの醤油漬けがソースとしてねっとり米粒と絡み合う。
「本気の水餃子」¥980。イカスミを混ぜ込んだ黒い餡がサプライズ。
シャキシャキの食感と干しエビの旨み、ピリ辛感のさじ加減が絶妙な「空芯菜の干し海老ナンプラー炒め」¥1,080。
斜め上を行くお酒のセレクションで非日常感を
ピンクの照明が妖しげなムードを醸す、店内中央の冷蔵庫。ビールやワインといったボトル系は、客がセルフでここから取り出す。
「お祭りのような楽しさを目指しています」という山口 柊店長の言葉を体現するように、ドリンクは東南アジア各国の代表的なビールからサワー類、カクテル、甕出し紹興酒からハブ酒まで圧巻のラインナップだ。
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