ホホバオイルは高い保湿力やエイジングケア効果を持つことから、美容に取り入れられることが多い植物油です。使い方はさまざまあり、目的に応じた活用が可能。水分を蓄える性質を持つため、保湿にも効果的と言われています。この記事では、ホホバオイルの特徴や効果、部位別の使い方や選ぶ時のポイントなどを紹介します。
そもそもホホバオイルとは?
ホホバオイルとは、ホホバと呼ばれる植物から採れる油のことを指します。まずは、ホホバオイルの特徴をチェックしていきましょう。
ホホバオイルの原料は植物の種子
ホホバオイルは、ホホバの種子から抽出されます。ホホバはモンジア科に属する低木植物で、主にメキシコやアメリカ南部の、乾燥した砂漠地帯で育ちます。砂漠地帯という、植物にとって非常に過酷な土壌であっても生育できる、強い生命力を持つのが大きな特徴です。
また、ネイティブアメリカンが紫外線から髪や肌を守るために使用していたことが、ホホバオイル活用の始まりとされています。
ホホバオイルは水分を蓄える特性を持つ
ホホバオイルの主成分は、ワックスエステルです。このワックスエステルは乾燥などの外的ストレスから樹皮を守り、水分を逃がさないようにする性質を持っている成分で、人の皮脂膜にも含まれています。また、ホホバオイルは熱に強く、酸化しにくい点も特徴です。
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ホホバオイルの嬉しい効果4つ
ホホバオイルは、敏感肌の人や赤ちゃんにも使えます。ここでは、ホホバオイルの美容効果を解説していきます。
1.保湿効果
ホホバオイルの主成分であるワックスエステルは、天然の美容液とも呼ばれています。人の肌にも同じ成分が含まれているためなじみやすく、浸透力が高いのが特徴。ホホバオイルを肌に塗ると、皮脂のバランスを整えてうるおいをキープしながら、乾燥や肌荒れから肌を守る効果が期待できます。
2.アンチエイジング効果
ホホバオイルは、抗酸化作用が強いことでも有名です。肌に使用すると、シワやたるみの原因となる酸化から守ってくれます。また、ビタミンを豊富に含んでいるため、新陳代謝や血流を促進してくれる効果も期待できます。保湿効果と抗酸化作用を持っているため、アンチエイジングに最適なオイルと言えるでしょう。
3.殺菌作用
ホホバオイルには、殺菌作用や反バクテリア作用もあります。そのため、肌に使用するとニキビの原因となるアクネ菌の増殖予防に役立ちます。また、ホホバオイルは汚れを落とす働きもあるので、毛穴の詰まりを取り除いてくれるのです。肌を清潔に保つサポートをしてくれることから、ニキビや吹き出物予防に適しているオイルと言えます。
4.バリア機能
ネイティブアメリカンが強い日差しから身を守るために使用していた歴史を持つことから分かるように、ホホバオイルは紫外線から肌や髪を守ってくれます。その他、ドライヤーによる熱ダメージから髪を守るのにも効果的。
また、ホホバオイルには抗炎症作用もあるため、日焼け後の肌ケアにも使えます。