こんにちは。ライターに坂本リエです。2023年12月、東京・四ツ谷に「ペストリーうんてん」がグランドオープンしました。沖縄の豊見城と宜野湾に店舗があり、四ツ谷は3店舗目になります。今回は、新しくキャロットケーキが新発売されたと聞き、ストアマネージャーの池田さんにお話を伺ったのでご紹介します。
“「うれしい」がめぐるお菓子”をコンセプト
四ツ谷駅から迎賓館赤坂離宮の方へ歩くこと約7分、喧騒から離れたところにあります。周辺には公園があり、緑豊かなところでゆったりと過ごせます。
「うんてん洋菓子店のコンセプトは“「うれしい」がめぐるお菓子”。規格外の野菜やフルーツなどを積極的に使いながらお菓子を作っています。見た目重視のところもありますが私たちは加工してしまうので、廃棄をなくしたいという思いで使っています。また、国産の小麦粉やバター、沖縄県産の黒糖や紅芋、きび砂糖、卵などの原材料は身近なところから取り寄せることで環境への負荷を軽減できるようにと考えています。なるべく身体にやさしいお菓子を作るため、素材の味わいを感じてほしいので、添加物は使用せずにシンプルな原材料で作ることを意識しています。」(池田さん)
店舗に入ると目の前で製造工程が見られます。作っているところが見られるのは安心ですね。
その手前には焼き菓子が並んでいて、沖縄を連想させる食材名が並んでいました。サトウキビ搾汁後の搾りかすを粉末下バガスを使った「めぐるクッキー」や「シークヮーサのレモンケーキ」「黒糖ブラウニー」などがあります。
ちょっと食べたいときや自分用にバラ売りもあればギフト用の詰め合わせもあります。
店舗を見回したときにケーキが並んでいないことに気が付きました。「食材の廃棄軽減を考慮してケーキはショーケースに並べずに、オーダーが入ってから盛り付けています。」無駄がない取り組みが素敵ですね。
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にんじんを堪能してほしいからあえて具材はなしに
ペストリーうんてんのキャロットケーキは、津堅(つけん)島のにんじんを使っています。津堅島は沖縄本島のうるま市から高速艇でおよそ15分。根菜類に適した土壌でたくさんのにんじん畑が広がっているそうです。糖度と栄養価が高い「津堅島にんじん」は「キャロット・愛ランド(アイランド)」の名称で親しまれているそうですよ。
にんじんを通常よりも多めに入れたしっとりタイプのキャロットケーキはにんじんを引き立たせるため、あえてクルミやレーズンなどの具材はなしにしたそうです。しっとりかつもっちりとしていてにんじんの甘みが口の中に広がります。スパイスはシナモン、ナツメグ、クローブが配合されていますが、ほんのり香る程度で上品な味わいです。
フロスティングにはシークヮサーが入っていて沖縄感満載!キリっとした酸味がほかのキャロットケーキとは違いますね。しっかりめですが、舌の上にのせるととろ~っと溶けます。