安く買って、収益性の高い物件に
最後にポイント、安く買う、だ。これはペーパーアセットでも不動産でも同じこと。ただし不動産には「相対(あいたい)取引」という特徴がある。
「相対取引」とは?
市場を通さずに売り手と買い手が当事者どうしで価格などを決めながら取引が成立するということだよ。不動産は、株のようにクリックだけで購入できるものではない。そして不動産の価格、つまり売値は売主が設定した価格であって、基本的に定価はない。そのため、不動産は売値で買う必要はなく、売主への価格交渉をすることで、安く買うことも可能になるんだ。
不動産価格は相場で売買するものだと思っていました!
相場というものはあるけれど、相対取引なのでその相場よりも安くなることも多々あるんだ。たとえば、売主が早く売りたいというときには、多少安くなったとしてもすぐに売るときもあるし、相続などで売らなくてはならない事情があるときには、相場より安くてもすぐに手放さなければいけないこともある。このような特徴を知ることで、安く不動産を購入すれば、その分だけ収益性の高い物件を持つことができるんだよ。
なるほど!
(広告の後にも続きます)
それでも「不動産投資は怖い」という人に
先生、5つのポイントの伝授、ありがとうございました!僕は随分背中を押していただきましたが、中には「やっぱり不動産は手を出しにくい」「失敗するのが怖い」と感じる人もいるみたいです…。
僕も、不動産投資は簡単などと言うつもりはないよ。不動産に限らず、どんな投資でも失敗する人はいるからね。
株の場合、5万円投資して1万円の損をしてもそれほど大きなダメージにはならないと思いますが、不動産は失敗すると金額が大きい分だけ痛手も大きいのは確かですよね。
実際に、不動産で失敗して多額のお金を失った人もいるし、失敗事例を挙げれば枚挙にいとまがないかもしれない。ただ、成功する人、失敗する人の違いで大きいのは、知識の差なんだ。例えるなら、自動車を運転するときに教習所でトレーニングしてから運転したか、トレーニングもなしに無免許で運転したか、の違いだよ。
わかりやすいです!教習所で丁寧にドライビングテクニックを教われば安全運転が身につくけれど、無免許で公道に出たら事故の確率が高まるのも当然ですよね。
それとまったく一緒で、不動産投資も知識とトレーニングを積めば成功に近づくという当たり前の原理なんだ。僕が運営するファイナンシャルアカデミーの受講生を見ていても、誰もが非常に真面目で勉強熱心。そして、うまくいっている人は共通して素直。勉強したとおりに実践して成果を出している人がたくさんいるんだ。
基礎が大事というのは、車の運転にも、仕事にも、ピアノなどの習い事にも共通する不変の真理なんですね。
そう。しっかりとした基礎を身につければうまくいく。この講座でパラレルインカムに興味を持った方は、ぜひ基礎から正しい知識を身につけて、着実にステップアップしてもらえたらと思っているよ。