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●夏の思い出に、大人の楽しみを発見できる『富士スピードウェイホテル』で過ごすホテルステイの魅力とは?

 夏休みに大自然の中、時間を忘れて思いっきりくつろぎたい人も、オリジナルな体験をしたい人も、家族で夏の思い出を作りたい人も、大人な楽しみ方を発見したい人も多いかと思います。

 そんな休暇に求める様々な期待、『富士スピードウェイホテル』なら全部叶えられちゃうかもしれません。

 富士山が一望できる客室から、夏らしさ全開のアフタヌーンティー、そしてカーレーサー体験まで! ホテル滞在の24時間の様子をたっぷりご紹介します。

独自のコンセプトを持つハイアット系列のホテル


『富士スピードウェイホテル』

 2022年にオープンし、その独特の個性で注目を集めている『富士スピードウェイホテル』。独自の個性を持つブランド「アンバウンド コレクション by Hyatt」として日本に初上陸した、ハイアット系列のホテルなんです。


エントランスから迫力満点! 約半世紀前のレーシングカー「トヨタ7」がお出迎え

『富士スピードウェイホテル』のコンセプトは、「モータースポーツとホスピタリティーの融合」。エントランスや客室、レストランに至るまで、実際の車のパーツを使ったアート作品が至る所に展示されています。またホテル内には「富士モータースポーツミュージアム」も併設。半世紀前の車や、その当時のエンジンをそのまま使用した展示を見ることができ、モータースポーツファンだけでなく、大人も子供もワクワクできる見どころが満載です。

DAY1/13:00 夏限定のアフタヌーンティーでリフレッシュ


「PEACH&HERB(ピーチ アンド ハーブ)アフタヌーンティー」 9月12日(木)まで ※前日までの完全予約制

 チェックイン前に3階「TROFEO ラウンジ」で一休み。この時期旬を迎える桃と、ガーデンで採れたハーブが主役のアフタヌーンティーは、火照った体をひんやり整えてくれます。


手前から時計回りに「桃のヴァシュラン」「桃のタルトタタン」「桃のコンポート」「桃と無花果とローズマリーのパウンドケーキ」

 数種類の桃をクリエーションごとに使い分けているデザート4種。特に飴細工のあしらいが美しい桃のタルトタタンは、口の中に入れた瞬間トロ〜っと溶けていく感覚がたまりません。また、芯の固いローズマリーを砂糖漬けにすることでユニークな食感が楽しめる「桃と無花果のパウンドケーキ」も必食。どれも甘すぎず、摘みたてのフレッシュなハーブが爽やかに香る、夏らしいスイーツです。


手前から時計回りに「焼きとうもろこしとチョリソー 桃のサルサ ミニキッシュ」「富士御殿どりのチキンカツベーグルサンド 桃のチャツネ」「ピンクバルサミコ 桃の冷たいスープ」「桃とえびのデュカスパイスの香り サワークリーム バジル ズッキーニ」

 静岡県産の食材をふんだんに使用したセイボリー4種。桃と香辛料などを煮詰めたチャツネと富士御殿どりをベーグルで挟んだチキンカツサンドや、静岡県産の焼きとうもろこしとチョリソーに桃のサルサをのせたキッシュなど、今まで食べたことのないような斬新な組み合わせに感動! バリエーション豊かに心ゆくまで桃を堪能しましょう。


左:ウェルカムドリンクの「アプリコットクーラー」の他、飲み物は何度でもオーダー可能。右:静岡県産のいちごジャムと一緒に味わう自家製スコーン

 生姜ベースでレモングラスやシナモンが香るスパイシーな「モータースポーツブレンド」や、程よい渋みとすっきりとした後味でリラックスできる「富士山ブレンド」など、ホテルのオリジナルティーがおすすめです。静岡県産のいちごジャムを合わせていただける自家製スコーンも外せない一品。外はサクサクで、空気を含んだほろっと軽い食感は新鮮!

15:00 富士山orサーキット 唯一無二の眺望を楽しむ


「富士山ビュー デラックスコーナー ツイン」

 スイート21室とヴィラ5室を含む120の客室は、全室バルコニーまたはテラス付き。ダークグリーンを基調とした客室にも、車の座席を彷彿とさせるベッドボードや、プラモデルをイメージしたデザインのアメニティなど、細かな仕掛けがたくさんあるんです。


風光明媚な山々を望みながら時間を忘れて寛げる「富士山ビュー」

 そして大きなバルコニーを有する客室からは、ここでしか味わえないダイナミックな眺めを楽しむことができます。雄大な富士山を目の前に望む「富士山ビュー」、息をのむような迫力の「サーキットビュー」、どちらも素敵で捨てがたい……! と一泊ずつ客室を予約する人も多いのだそう。


軽快に走るレーシングカーのエンジン音に耳を傾け、白熱したレースを見学できる「サーキットビュー」

16:00 160種以上の車種を擬似走行できる本格シミュレータ体験! 


利用時間1室あたり30分(無料、要予約制)

『富士スピードウェイホテル』のジムでは、富士スピードウェイを擬似走行できるレーシングシミュレーターの体験ができるんです。約180の車種から自分の好きなクルマを選択することができ、景色の見え方やエンジン音、振動も車種に合わせて変化するという本格仕様。時速250kmで駆け抜ける爽快感はここだけの体験! もちろん免許がなくてもOKなので、気軽に楽しめますよ。


ホテル棟に隣接する、一棟まるまるウエルネスに特化した「Omika Wellness & Spa」

 同じ棟には、温泉やプール、スパを完備。半露天風呂のある大浴場からも、富士山を眺めることができます。ホテルの地下1500mから汲み上げた温泉は、傷や疲労の癒しに加えて美肌効果も期待できるんだとか。

●18:00 沈む夕日を眺めながら、ルーフトップで乾杯!


おつまみの盛り合わせがついた90分の飲み放題が楽しめる

 この時期限定で楽しめるのが、ホテル最上階の屋外テラスで開催している「ルーフトップビアガーデン」。夕暮れ時の心地良い風を受けながら飲むビールは至福のひととき。晴れていれば、富士山の山小屋に灯るあかりまで綺麗に見ることができますよ。また、同じ会場で輪投げやヨーヨー釣りなどファミリーで楽しめる「ルーフトップ夏祭り」も開催中。夏らしさを感じるのにピッタリです。

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19:00 五感で静岡を堪能する、炉端焼きに舌鼓


最大10名までの個室も完備。壁の至るところに車モチーフのアートが飾られている

 ホテルが位置する小山町の名前を冠した炉端レストラン「Robata OYAMA」で、静岡県産の海の幸も山の幸も堪能できる贅沢ディナーを。落ち着いた雰囲気の店内は、アイランドカウンターキッチンになっていて、調理風景を間近で見ることができますよ。もくもくとたちのぼる煙と炭火の香りが食欲をそそります。


「静岡プレミアム酒巡り 3種」(左)と「静岡茶巡り 3種」(右)

 県内の約25の酒造から取り寄せた地酒セレクションの中から、食材にあったペアリングが楽しめる「静岡酒巡り」で一層、特別感のある食体験に。また、ワイングラスでいただく静岡・丸七製茶のティーテイスティングも人気です。


「鰹のタタキ備長炭炙り」

 この夏のイチオシは「鰹のタタキ備長炭炙り」。備長炭を直接押し付けて皮目を炙り、目の前で仕上げていただきます。合わせるのはガーリックペッパーやコリアンダー、ピンクペッパーなどを合わせたオリジナルスパイス。炭のスモーキーな風味にいつもと違ったベクトルの風味が加わり、ワンランク上の鰹の楽しみ方を知れるはず。


「蝦夷アワビの炭火焼き」

「蝦夷アワビの炭火焼き」は、ヘルシーな食材として注目されている海藻「アカモク」と長ネギの鰹節和えが添えられています。夏らしく上品で繊細な味わいは、いつもの相棒「バター醤油」を凌駕するほどの美味しさ。鮑そのものの旨みと食感がより引き立てられた一皿です。


「特選和牛と季節の野菜の炭火焼き」

 メイン料理には「特選和牛と季節の野菜の炭火焼き」を。口の中でジュワ〜っととろける脂身はさらりとしていて甘く、付け合わせのお野菜たちも旨みが強いものばかり。しつこさもなく余韻の美しい一皿です。

22:00 車に囲まれたラグジュアリーなバーで、おやすみ前の一杯


壁面にはミニチュア車がずらり。映画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」や「ワイルド・スピード」の車がモチーフなったものもあるんだとか! 

 富士スピードウェイのサーキットの距離である4563mにちなんで名付けられたバー「BAR 4563」では、隠れ家のような雰囲気の中でゆったりと飲食を楽しめます。ラグジュアリーな内装はまるで、海外旅行に来たかのような多幸感。イタリア製のオーガニック小麦のみを使用した「ENGINE GIN」など、ユニークなリキュールも取り揃えています。


「茶モヒート」(左)、「柚子ジェラートモヒート」(右)

 蒸し暑い夏を爽やかに過ごすなら、夏限定のカクテルを。静岡産抹茶と和三盆を使った「茶モヒート」は、ミントとライムが爽やかに香る、涼を求めるのに最適な一杯。柚子を使ったフローズンスタイルの「柚子ジェラートモヒート」は、スプーンで救ってシャーベット感覚で。キュンと酸味の効いた味わいが癖になりますよ。

2日目 9:00 ビュッフェ形式の絶品モーニングの後、サーキット走行も体験!


和食と洋食の日替わり朝食メニューが楽しめる。ビジター利用も可能

 2日めの朝はレストラン「TROFEO」で楽しめる朝食ビュッフェからスタート。

 おすすめなのが、400年以上の歴史を誇る老舗「丁子屋」のとろろ汁。本店は常に行列の絶えない伝統の味を、贅沢にもビュッフェで食べることができます。また、温かいメインのお料理は注文制で、黒富士農場の有機卵を使用した卵料理やアボカドスマッシュトーストなど豊富なラインナップ。お腹と相談しながら心ゆくまで満喫しましょう。


各日12時開催。50台ほどが参加する人気のアクティビティ ※開催日は要確認 

 昨日のシミュレーションもかなりの迫力だったのですが、ホテルのアクティビティの中には富士スピードウェイを実際に車で走れる体験も! 客室から眺めていた国際的なレーシングコースを実際に走行できるなんて、ほとんどの人が初体験なはず。

 さらに宿泊者限定で、世界中のモータースポーツに参戦する「TOYOTA GAZOO Racing」が開発したハイパフォーマンスのスポーツカーをレンタルできちゃうんです。今回はGRスープラをチョイス!


自家用車での体験も可能。セクター3のダンロップコーナーのあたりからホテルも見えてくる

 体験走行では前の車を追い越すことはできないので、運転初心者の方でも安全に走行することができます。少しアクセルを踏むだけでグインとすすむ馬力の強さには驚き。そして日本で一番長い1.5kmのストレートの部分は120kmで駆け抜けます。観客席の横を疾走する気分は最高潮! 3周するのに20分ほどかかったのですが、これを1周2分ペースで走っているレーサーの方々を想像して、本物のレースを観戦してみたい気持ちが強まりました。

まとめ

 気づけば24時間滞在終了! 絶品グルメに壮大な景観、ここでしか体験できない貴重なアクティビティの数々に、感動しっぱなしでした。モータースポーツファンにとっても、リラクゼーションを求める方にとっても魅力溢れる『富士スピードウェイホテル』。ぜひ旅の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか?

●DATA
富士スピードウェイホテル
住:静岡県駿東郡小山町大御神645
TEL:0550-20-1234
https://www.hyatt.com/ja-JP/hotel/japan/fuji-speedway-hotel/fswub