子どもへの接し方に驚き!



トップスの購入を決め、お会計をしようとすると、レジの前にディスプレイされていたキャップが子どもの目に留まりました。「ママ、これも欲しい!」とねだってきましたが、派手すぎる色使いで子どもの服にも合わない……と思っていたところ、横にお手ごろな値段の黒のシンプルなキャップがディスプレイされていました。「ママはこっちのほうがいいかな!」と提案しましたが、子どもは派手なデザインのキャップにすっかり夢中です。

値段も安くはないので、このキャップはどうだろう……と悩んでいると、ギャル店員さんが「こっちもかわいいけど、ママの言ってるキャップだといろんな服に合うよ! あたしはこっちのほうが好きかな~」と子どもに黒のキャップを提案してくれました。すると、子どもも「こっちの黒にする!」と先ほどの派手なキャップはすでに眼中になし!

このとき、私はこのギャル店員さんのある点に気が付きました。ギャル店員さんは、子どもと話すときに必ず中腰になって、子どもと同じ目線で話すのです。そして子どもに話しかけるときに「お姉さんはね」と言った感じではなく、「あたしはね」と、子どもと同じ立場に立って話していたのです。

このトークスキルの高さに「え、この店員さんすごいかも」とびっくりした私は、思わず黒のキャップも併せて購入してしまいました。自分の言うことは全然聞かないのに、ギャル店員さんの言うことは素直に聞く子どもを見て、日ごろの自分の子どもへの話しかけ方を見直さなければと、反省させられました。

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まとめ

子どもにフレンドリーに話してくれたギャル店員さんですが、実は同じ目線で同じ立場で話してくれていたことで、子どもはすっかりギャル店員さんに魅了されたようです。親の私に対してはきちんとした接客で、子どもにも手を抜かず対等に接客していたギャル店員さんの話術は、普段の子育てでもぜひ取り入れたいポイントがたくさんあり、大変学びになった体験談でした。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

イラスト/やましたともこ

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)

著者/江口 りん子
40代女性・1児の母、夫は現在単身赴任中。会社員とWebライターをしている。高齢出産を経て、体調の変化や疲れなどさまざまなトラブルに直面し、若いころとは違うとつくづく感じる今日このごろ。普段はファッション、推し活、グルメなどの情報収集が趣味。