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●テレビでもよく取り上げられる群馬の老舗イタリアン『シャンゴ』のパスタ。その人気の理由を調査してきた。

「シャンゴ」「ベスビオ」。この言葉にピンと来る人はどのくらいいるのでしょうか?お恥ずかしながら、九州出身の筆者は聞いたことがありませんでしたが、関東出身の知人たちはポツポツと知っている様子。

 少し前にお仕事で初めて群馬県を訪れることになり、群馬県民におすすめの食べ物を聞いたところ、「群馬ならシャンゴのベスビオでしょう!」と教えてもらい、初めて知りました。

 シャンゴ?ベスビオ……? その時はまるで呪文のように聞こえたこちらが、とってもおいしかったんです!

群馬県民のソウルフード!?『シャンゴ』とは


今回訪れたのは前橋南店 [食楽web]

『シャンゴ』は群馬県の老舗イタリアンレストラン。これまで「王様のブランチ」「ソレダメ!」「秘密のケンミンSHOW極」など、数多くのテレビ番組で“群馬県のご当地グルメ”として紹介されています。

 最近では、人気急上昇中のスーパーマーケット『ベイシア』と共同開発したメニューが話題になっています。

 店舗数は高崎市を中心に8店舗。もっとたくさんあるのかと思っていたので意外。どこにでもあるから気軽に行けて人気なのではなく、わざわざ通ってでも行きたいお店なんですね。


店内は広々としている

 お店の中に入ると、またしても意外! ファミリーレストランっぽい感じかと思いきや、木の温もりを感じる落ち着いた空間。天井は高く、席は程よい距離感があり、壁にはおしゃれな絵が飾ってありました。

 お昼の時間になるにつれ、お仕事の休憩中らしき人々、地元っぽいマダムたちでどんどん席が埋まっていきます。

 絶対に注文したかった2つのメニューを注文してみましょう。

シャンゴ発祥のパスタ「ベスビオ」を実食! その味わいは?


「ベスビオ」1100円

 群馬県出身の知人に勧められたメニュー「ベスビオ」。聞いたことがないと思っていたら、群馬県のご当地パスタなんですね! そしてなんと、『シャンゴ』が発祥だそうです。

「イタリアのベスビオ火山が由来で燃える辛さが魅力」とのこと。周りを見渡すと、半分以上の人がこちらを注文していました。


パスタサイズは、S、M、L、LLから選べる。Sサイズを注文したものの量が多くてびっくり

 魚介がたっぷり使われていて思わずテンションが上がります。ペスカトーレにも似ていますが、いつも食べているものよりも魚介の旨味がすごい! そして辛い!!

 筆者は辛いものがそんなに得意ではないので、じわじわと額に汗が滲みます。ただ、この辛さがクセになり、水を片手にどんどんフォークが進みます。しっかり効いたにんにくの風味もガツンときて、夏は元気が出る味わい。

胃袋に自信がある人向け!名物「シャンゴ風」


1250円

 こちらもSサイズを選んだのですが、それでも女性なら2人で食べてちょうど良い量でした。お皿が重い……。こちらは『シャンゴ』の原点であり、熱烈なファンが多いメニュー。テレビ番組でもよく取り上げられています。

 パスタの上に大きなトンカツをのせて、その上から秘伝のパスタソースがたっぷりかかっています。カツはとってもジューシーで香ばしく、こだわっているのが伝わります。


カツの下にはSサイズとは思えない大量のパスタが!

 秘伝のタレは、かなり甘めのミートソースのような味で、新しいのになんだか懐かしい風味。これがパスタにもカツにもよく合うんです。食べ終えた頃にはお腹がパンパン……。食べる量に自信がある人はぜひチャレンジを!

調査結果


レジ横にはオリジナルパスタと秘伝のパスタソースが置いてある。お土産にぴったり

 今回食べたメニューはどれも『シャンゴ』でしか食べられないご当地パスタ。店員さんは「シャンゴの店員だからではなく、群馬県民として県外の方にはこの美味しさを知ってほしい!」と熱く語ってくださいました。本当に群馬県民に愛されているんですね。ごちそうさまでした!

(撮影・文◎佐々木舞)

●SHOP INFO
シャンゴ
https://shango.co.jp/