「もう若くはないから」と保守的なファッションを選びがちだった50代半ば。お財布にやさしいプチプラファッションを楽しみたいけど、年齢に不相応で安っぽく見えるし、若い子には似合うけど私には……と、勝手に決めつけていました。そんな私が、アパレル勤務の友人より目からうろこのアドバイスを受けたことで、プチプラファッションを着こなす隠れ技を習得した体験談をお話しします。

プチプラTシャツが高見えする技

















気軽に購入できるプチプラファッションは、50代半ばの私にとってはお出かけ着というより部屋着の延長のようなイメージでした。サイトのコメントで「高見えするアイテム」をチェックしても、「きっと若いから似合うもの」だと決めつけていました。それなのに、同年代ですがアパレル勤務の友人は、プチプラをおしゃれに着こなしているのです。しかも、まったく安っぽくなく。気になってその極意を聞いてみると、目からうろこのアドバイスをもらいました。

1つ目のアドバイスは、「お出かけ着になるプチプラTシャツの技」でした。ポイントとしては、Tシャツのように薄く伸縮性のある生地は縮みやすくシワがつきやすいので、丁寧に扱うべきとのこと。しっかりアイロンをかけたり、洗濯ネットに入れて手洗いモードで洗うなど、少しの手間を加えただけで、Tシャツが傷むスピードに雲泥の差が出てくることを実感しました。たった1000円のTシャツでも、です。

2つ目のアドバイスとして、特にヘビロテで活躍する白いTシャツは、潔く毎年買い換えるのがポイントのよう。そうアドバイスをもらってからは、プチプラだからこそできることとして、実践しています。

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シワになりにくい素材選びで高見え

3つ目のアドバイスが、プチプラ感を出さないために「シワになりにくい素材を選ぶ」ことでした。シワシワの洋服は、清潔感に欠け、みすぼらしい雰囲気が出てしまうので、たしかに50代にはNGのアイテムといえます。ポリエステルやナイロン素材のアイテムなら、洗濯して干すだけでよくアイロンも不要のため、長時間のデスクワークにも適したすぐれもの。特に、仕事着のパンツやスカートなどのボトムス選びは、そうしたなるべくシワになりにくい素材を選ぶようにしています。

4つ目のアドバイスは色に留意すべきだそう。あえて定番色である白、黒、グレー、紺などを選ぶことでした。定番色はフォーマル感があり値段以上に高見えするアイテムが多いとのこと。着回しのきくパンツを見つけたときは、色違いで購入することがよくあります。

今の私のマイブームは、黒のプリーツパンツです。1,900円ですが、仕事での会食にも、プライベートのパーティなどにも大活躍してくれるすぐれもの。ウエストがゴム素材で“着ていてラク”な点も、50代半ばの私にとってありがたいポイントです。