この3月に開業した「ジャヌ東京」。「アマン」の姉妹ブランドホテルの世界第1弾、立地は麻布台ヒルズとあって、国内外から熱視線が集まっている。
サンスクリット語で“魂”を意味する「ジャヌ」は、躍動感に満ちたムードが魅力。
「アマン」が“静”なら、「ジャヌ」は“動”のホテル。体を癒やす快適さがありつつ、心には刺激を与えてくれる滞在は、大人に新たな価値観をもたらすだろう。
ランプシェードに注目の上質なラウンジ
「ジャヌ東京」に一歩足を踏み入れれば、そこは好景気。港区にこんな広い土地があったのかと驚く贅沢な間取りだ。
特に8つのレストラン&バーが大胆で、ラウンジの壁には巨大なランプシェードが並び、中国料理は計131席の広大さ。
海外のホテルにいる感覚に陥るが、レセプションには盆栽が置かれ、目の前に東京タワーがそびえ立つから、東京にいると実感する。
和と洋の融合。ネオクラシックなデザインがお洒落な客室
122室の全客室が55㎡以上で9割がバルコニー付き。
ヨーロッパ風の装飾枠に左官職人による土壁を合わせたベッドボードがお洒落で、大きなバスタブがその部屋と一体化している。
非日常的なバスルーム。アメニティはジャヌオリジナル
障子のような仕切りはあるものの、ベッドの隣にバスタブがあったら非日常。
ラグジュアリーサウナで癒やされる
そんなアーバンリゾート気分を一層高めるのが、約4,000㎡もの「ジャヌ ウェルネス」だ。
サウナを含むプライベートスパハウス2つ、シミュレーションゴルフ等のスタジオ5つを備え、圧巻なのが宮殿のようなプール。
国内ホテル最大級のウェルネス施設
25mプールを囲むようにプールサイドにデイベッドが並び、ジェットバスも。水着でそこに横たわるだけで毒素が抜けそうだ。
デートにおすすめのモダンチャイニーズ『虎景軒』
夕食はモダンチャイニーズの『虎景軒』へ。
『ジャスミン』グループの総料理長を務めたあと中国へ渡った山口祐介さんによる料理で食べてほしいのが、「本日の鮮魚姿蒸し 潮州ガーリックレモン風味」だ。
現地の味も知る山口さんが作る姿蒸しは、自家製塩漬けレモンのフレッシュな酸味が夏にぴったり。白ワインが進む逸品だ。
グループフィットネスで健康的な朝を
翌朝はグループフィットネスで汗を流す。“ソーシャルウェルネス”を掲げる同ホテルは、仲間や他客と一緒に取組むプログラムを毎日6〜8種用意し、半数以上は無料。
目標達成の瞬間にみんなで喜ぶと、久々のチーム体験に自分は運動が好きだと思い出す。
この時借りたスニーカーがあまりに動きやすく、後日同じものを購入。「ジャヌ東京」がもたらす変化は未知数だ。
■施設概要
施設名:ジャヌ東京
住所:港区麻布台1-2-2
TEL:03-6731-2333
料金:2名1室1泊朝食付き¥164,850~