知人女性が47歳のころ、突然足首が腫れてきました。最初はすぐに良くなるだろうと思って、あまり気に留めていなかったそう。しかし、徐々に患部は熱を持ち、痛みを伴い歩行が困難になるほどに。病院を受診し、薬を処方されたにもかかわらず、彼女の楽観的な性格がゆえにちょっと残念な事態に陥ってしまった体験談です。
突然の足の腫れと痛み
現在50歳の知人が47歳のころに経験した出来事です。知人は当時から接客業で、ほぼ毎日立って仕事をしていました。
立ち仕事で朝から晩まで足を使っていたからなのでしょうか。ある朝、知人が目覚めると、左の足首のあたりが腫れていたのです。最初は、「連勤で立ちっぱなしが続いていたから、むくんだのかな?」と少し違和感がある程度だったので、あまり気にしていませんでした。
翌日になると赤みも出て、歩くと痛みを伴うようになっていたのです。さすがに知人は足の状態の変化に「何かの病気?」と疑い始めましたが、歩けないこともないし病院を受診するほどでもないだろうと思い、そのまま放置していました。
しかし、2~3日たつと、状態はさらに悪化。歩くとズキッと痛みがはしるので、左足に衝撃を与えないよう引きずるように歩くしかありませんでした。そんな歩き方をしていて周りが気付かないわけもなく「どうしたの?」と聞かれ、知人はズボンの裾を上げて腫れている左足を見せながら経緯を話しました。「それって痛風なんじゃないの?」と言われて、「やっぱり病気なのかな?」と急に不安になり、翌日、慌てて病院を受診することにしたのです。
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不安になり病院へ
かかりつけの内科へ行くと、医師から痛み止めと抗菌剤が処方されて、1週間服用して様子を見ることに。「立ち仕事だから、足を酷使しているのかもしれないね。抗菌剤を飲み切ったら、また症状を見せにきてください」と言われました。特に何かの病名が告げられることもなく、その日は帰宅。「がんとか大きい病気じゃなくてよかったー!」と、知人は少し安心したそうです。
病院を受診してから3日後、知人の左足の腫れや痛みは徐々になくなっていったそう。その数日後、足の腫れも痛みも完全に引いて、知人は「もう病院に行かなくていっか」と自己判断で勝手に決めてしまいました。そればかりか、処方してもらった薬もまだ飲み切っていませんでしたが、その薬の服用もやめてしまったのです。
その後数週間、足の腫れと痛みは感じなくなり、普段の生活を取り戻していました。しかし、病院を受診してから1カ月が過ぎたころ、状況が一変。知人の左足は再び腫れてしまったのです。しかも、前回発症したときは腫れてから数日後に痛みを感じていたのですが、今回は足が腫れるのと同じタイミングで痛みも感じるように。知人は再び足を引きずりながら歩かなければいけない状態になってしまったのです。
すると、周りからは「もらった薬、勝手に飲むのをやめるからでしょ!」「もう一度病院行きなよ」と言われる始末。反省した知人はおとなしく再び病院を受診しました。