総合病院で検査することに

知人は再びかかりつけの病院を受診しました。すると医師からは「総合病院で詳しく診てもらって!」と言われたのです。整形外科の医師宛てに紹介状を書いてもらい、大きな総合病院で足の状態を検査することに。しかし、その総合病院はバスと電車を乗り継いで1時間弱くらいかかる場所にあります。車の運転ができない知人は、足を引きずりながらバスや電車を乗り継いで病院へ向かいます。痛みがある左足をかばいながら歩いていたこともあり、病院に着くころにはヘトヘト状態でした。

いざ診察してもらうと、医師から「詳しく診てみましょう」と言われ、MRIや超音波検査もすることとなり、ほぼ1日病院で過ごす羽目に。

知人は1日がかりの総合病院での精密検査に疲れ、再発してしまったショックも大きかったそうで、気持ちが沈んだ日々を送ることに。数日後、精密検査の結果が出て「化膿性滑液包炎(かのうせいかつえきほうえん):黄色ブドウ球菌などのバイ菌が原因で、強い痛みと患部が赤く腫れ、熱を持った状態になること」と診断されました。ハッキリとした原因はわからなかったのですが「立ち仕事で足を使いすぎていることが原因かもね」と医師に言われたそうです。

そして知人は再び、抗菌剤を処方されることに。前回、自己判断で薬の服用を中断して後悔していたこともあり、知人は処方された抗菌剤を最後までしっかり飲み続けました。症状が落ち着いてからも数日間は無理をせず、時々座って足を休めながら仕事をしていたそう。そのおかげもあってか、3年たった現在も再発せず過ごしています。

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まとめ

病院を受診して薬を処方してもらったのはよかったものの、症状がなくなってきたからと、抗菌剤の服用を自己判断で中断してしまった知人。薬の服用を勝手にやめてしまったことが原因なのか確証はありませんが、結果的に足の腫れと痛みが再発し、総合病院まで行って精密検査をすることに。最初から処方された抗菌剤を飲み切っていれば、再発して度重なる痛みに苦しむこともなかったかもしれません。

症状が落ち着いたからと言って自己判断せず、しっかり医師に判断してもらうことが大切だと思いました。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)
整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき 世界一かんたんな健康法』(アスコム)。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年7月)

著者/勝 さとみ
30代女性・ライター。2015年生まれと2020年生まれの2人姉妹を育てるシンママ。肌の悩みが多く、よくSNSでおすすめのスキンケア情報などを収集して試して、日々美肌研究中!