一見ベーシックな佇まいの中にある、ディテールへのこだわり。

朝起きると太陽が高く昇っていて、日差しは強烈。とびきり夏らしい帽子を、と〈キジマ タカユキ〉のボーターハットをかぶって外に出た。高さのあるクラウンはモダンな印象ながら、黒のリボンが太めでチャーミング。ベーシックなようで存在感があるのは、そんなディテールへのこだわりに加えて、端々につくりの良さを感じるから。自社アトリエの職人がミシンで一つ一つ編み上げていて、丁寧な手仕事が佇まいに表れている。¥24,200(サカス ピーアール 03−6447−2762) シャツ¥38,500(インディビジュアライズド シャツ/メイデン・カンパニー 03−5410−9777) スカーフ¥25,300(アー・ペー・セー ジョウンド/アー・ペー・セー カスタマーサービス 0120−500−990) その他スタイリスト私物

fashion direction : Mitsuru Kurosawa photo : Kazuhiro Fujita hair & make-up : Yoko Okuno model : Hiromi Ando (mille management)

※この記事は、No.129 2024年9月号に掲載されたものです。