SKE48、“エモさ”と“アツさ”で轟く大声量!「SUMMER STATION 音楽LIVE」で魅せた“真夏の完全燃焼”ステージ

8月10日(土)、アイドルグループ・SKE48が東京・六本木にて開催中の「テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭り SUMMER STATION 音楽LIVE」に出演した。

本イベントはテレビ朝日主催のイベント「テレビ朝日・六本木ヒルズSUMMER STATION」の一環として、六本木ヒルズアリーナの特設野外ステージに日替わりで人気アーティストが出演する毎夏恒例の音楽イベント。この日はグループを代表して井上瑠夏、大村杏、北川愛乃、坂本真凛、野村実代、原優寧、青木莉樺、太田彩夏、中野愛理、鎌田菜月、熊崎晴香、倉島杏実、佐藤佳穂、末永桜花、菅原茉椰、林美澪の16名がパフォーマンスを行った。当記事では昼公演の模様をレポートする。


『overture』のリズムに合わせてステージに登場したメンバーたちは、『好きになっちゃった』からライブをスタート。のっけからファンの手拍子が“パチン”と心地よく会場に響き、そのままセンターを務める末永へ大声量のコールが注がれる。続いて『コケティッシュ渋滞中』を届けるメンバーたち。甘酸っぱい歌詞の世界観も、野外ライブならではの環境に熱気を帯びる。

「みんなもっと声出して行くよ!」

熊崎の煽りで季節は一気に常夏へと進み、SKE48の“アツさ”が凝縮された『夏よ、急げ!』の披露に、ファンのテンションも急上昇。丘の上にある六本木ヒルズをも超えていく大声量に佐藤も、「今年の夏はSKE48と弾ける夏にしようね!」と叫んだ。


MCを挟み、ここからはメンバーを半分ずつに分けたユニットコーナへ。

まずは『青空片想い』を井上、大村、坂本、野村、原、倉島、末永、林が爽やかに歌い上げる。元々は2ndシングルの表題曲であった同曲だが、2021年に若手メンバーでセルフリメイク。センターの井上とフロントポジションの林がステージ上で並び、ファンから感嘆の声が上がると、セットリストは『渚のイメージ』へ。センターは8月末でグループから卒業を予定している林が務めた。元々は10期生のお披露目楽曲として、4年前の2020年2月に開催された「SKE48 Valentine’s Day Live 2020 ~CHOCOLATE~」にて初披露された同曲。当時、小学5年生で10歳というSKE48史上最年少でアイドルになった林。真っ白な衣装を着て、大きな手振りで笑顔いっぱいに歌っていたあの頃と今が重なる。砂浜の上を駆け抜けていくようなパフォーマンスに漂う寂しさを払拭するように、会場には“美澪(301)コール”が轟いた。


林は「まさかここで披露することができるとは思ってなかったので嬉しかったですし、なかなかやらないメンバーもいたと思うので、とってもレアだったんじゃないかなと思います!」と曲披露の感想を笑顔で語った。

ここでユニットが入れ替わり、北川、青木、太田、中野、鎌田、熊崎、佐藤、菅原で『花火は終わらない』を、大人びた表現力で魅せると、『Stand by you』ではファンからのコールも後押しし、さらに会場の一体感を高める。


再びのMCでは、この日が誕生日当日だった熊崎を祝うコーナも。ファンから「おめでとう!」と祝福された熊崎は、「誕生日当日にライブができて、グッズでも応援してくれてとっても嬉しいです!この後もバリバリ元気に踊っていきます!!」と意気込みとともに後半戦へ向けて気合を入れる。


後半戦は『バンザイVenus』からリスタート。大好きな人に会えた喜びを表現した歌詞に合わせて、「SKE48が大好きって思えるまで帰らせないからね!」と可愛く煽る中野に会場のボルテージも急上昇。“そんなもんじゃないだろ”という素振りで末永は、「私たちに愛を届けてください!」とさらに煽り、『ごめんね、SUMMER』を颯爽と歌い上げる。そして、最終盤の局面で季節を超越したSKE48の定番曲『パレオはエメラルド』が炸裂。せっかくの野外ステージ。ファンから出し惜しみ無しにサビのコール&レスポンスを受け取ったメンバーのテンションも最高潮。まだまだ歌い足りないような表情を浮かべるメンバーもいる中、次が最後の楽曲に。お決まりの「えー」も、普段のライブ以上に声量が大きいのは気のせいではないはずだ。最後の楽曲『愛のホログラム』を歌い終えたあと、会場から大きな拍手が湧きおこった。全12曲を披露し、完全燃焼のパフォーマンスで会場を沸かせたSKE48はステージを終えた。

ゲーム内イベントで歌唱メンバーが決定した経緯があるため、ファンからの支持もアツい『望遠鏡のない天文台』、メンバー人気の高い『寡黙な月』、Teem Sが公演曲1曲目に採用し、盛り上がる定番曲となった『Gonna Jump』がそれぞれ披露された。

■出演メンバー

井上瑠夏、大村杏、北川愛乃、坂本真凛、野村実代、原優寧、青木莉樺、太田彩夏、中野愛理、鎌田菜月、熊崎晴香、倉島杏実、佐藤佳穂、末永桜花、菅原茉椰、林美澪

■セットリスト(昼公演)

M00.overture

M01.好きになっちゃった

M02.コケティッシュ渋滞中

M03.夏よ、急げ!

M04.意外にマンゴー

M05.青空片想い

M06.渚のイメージ

M07.花火は終わらない

M08.Stand by you

M09.バンザイVenus

M10.ごめんね、SUMMER

M11.パレオはエメラルド

M12.愛のホログラム

■セットリスト(夕公演)

M00.overture

M01.好きになっちゃった

M02.コケティッシュ渋滞中

M03.夏よ、急げ!

M04.意外にマンゴー

M05.青空片想い

M06.望遠鏡のない天文台

M07.花火は終わらない

M08.寡黙な月

M09.Gonna Jump

M10.ごめんね、SUMMER

M11.パレオはエメラルド

M12.愛のホログラム

<取材・文・撮影/安藤龍之介>