イラストレーター・上大岡トメさんが老化について学び、50歳からを楽しむ生き方のアイデアを紹介する連載企画「老いを楽しむ!生き方のタネ」。1回2分で心と体をケアする「トメサイズ」第8回は、「夏の疲れをとる方法」をご紹介します。
暑い夏の疲れを取ってリフレッシュしよう!
近年の夏の暑さは、どうかしています。でも、そのどうかしている暑さに、やられっぱなしは悔しい!
私は暑さが苦手で、毎年8月の終わり頃、「夏バテ」をします。不調の出発点は胃腸。消化不良、食欲不振が始まると、カラダのいろんなところに1kgの鉄アレイをつけたように全身がだるくなり、9月に入る頃にはやる気もすっからかん。
コミックエッセイ『老いる自分をゆるしてあげる。』(幻冬舎刊)より
最近原因の一つに気が付きました。それはカラダの「冷え」(夏なのに!)。
外に一歩出れば、瞬間に汗が吹き出すほどの暑さ。でも建物や電車の中はエアコンで冷えています。その温度差を行ったり来たりしていると、カラダが「今は夏なの?それとも冬なの?」と混乱し、血流や気のめぐりが悪くなってきます。
すると、まず内臓がしんどくなる。そこに冷たい食べ物や飲み物が詰め込まれたら……胃腸がやられるわけですよね。
でも2年くらい前から、以下の3つのことを始めたら、夏バテしなくなってきました!
定期的にカラダの中から温める
定期的にカラダの外から温める
とにかく眠る
この夏の疲れを取る3つの方法&ポイントを順番に紹介します。
「上大岡トメの老いを楽しむ!生き方のタネ」記事一覧はこちら
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夏バテ解消法1:カラダの中から温める
まずは、3日に一度は温かいものを食べること! 飲み物は常温、もしくはホットにして、冷たいものはごほうび程度に(ビールを減らしました)。胃腸の調子が変!というときは、揚げ物・辛いもの・甘いもの・なま物は避けましょう。
私がよく食べるのが「参鶏湯もどき」です。
韓国料理の参鶏湯(サムゲタン)は、鶏肉と漢方食材を煮込んで作るスープですが、上大岡トメ流「参鶏湯もどき」は 鶏ガラスープの素を使ったお手軽メニュー。
とにかくカンタンなのに、おいしい! 夏はなるべくキッチンに立つ時間を短縮したいので、時短メニューという点でもおすすめです。
夏バテ解消メニュー「参鶏湯もどき」の作り方
材料(2〜3人分)
鶏手羽元……6〜8本
白ネギ……1本
生姜……ひとかけ
米……大さじ4
鶏ガラスープの素(お好みで)
水……600cc
塩……小さじ1/3
薬味(ミツバや小ネギなど、緑のもの)
作り方・レシピ
米を水にひたす。
手羽元は、骨に沿って2cmくらい切れ目を入れる。白ネギは、斜めに7mmほどスライス。ショウガも薄くスライス。
1・2と、残りの材料を大きめの鍋に入れる。フタをして中火にかけ、沸騰したら1回底からかき混ぜて、弱火にして15分くらい。火を止めて10分。
器によそって薬味をトッピングしたら、出来上がり!
ショウガとネギが入ったスープは滋味深い味わいで、食べるとカラダの芯から温まります。