数年前に第一子が誕生した姉夫婦。子宝に恵まれて幸せいっぱいの家族に見えていましたが、出産をきっかけに喧嘩が増えて悩んでいたそうです。仲が良くて喧嘩をほとんどしたことがない2人だったので、そんな悩みがあるなんて驚きでした。妊娠・出産を機に擦れ違ってしまった夫婦のエピソードを紹介します。

出産を機に性格の違いが浮き彫りに

姉夫婦は30代後半の同い年で、結婚後すぐに子宝に恵まれました。姉の夫である義兄は育休を取り、赤ちゃんのお世話を勉強して家族3人での生活を楽しみにしていたようです。そんな姿を見て、姉も産後の生活に不安は感じていませんでした。

出産後、赤ちゃんは昼夜問わず3時間ごとに起きていましたが、姉は義兄と家事と育児を分担して徐々にペースをつかんでいました。初めての出産で慣れないことばかりでしたが、このころは娘を育てるという共通の目標に向かって協力できていたと思います。

しかし、義兄は同時進行が苦手な性格で、赤ちゃんのお世話をするにも時間がかかってしまうことも。姉はテキパキ効率よく物事を進めたい性格なので、徐々に義兄のやり方に対して指摘することが増えていました。さらに、何度伝えても忘れてしまう義兄に対して徐々に感情的になってしまい、喧嘩の原因に。

感情的になってイライラが隠し切れない姉に対して、争いが好きではない義兄はストレスを感じているようでした。

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お食い初めを終えたころから体調に異変が

そんなタイミングで、赤ちゃんの生後100日を祝って家族でお食い初めをしました。楽しく家族でごはんを食べていましたが、準備や片付けでも喧嘩が絶えずせっかくのイベントでも悔いが残ることに。

そしてお食い初めから数日後、義兄の育休が終了して姉のワンオペ育児がスタートしたのです。ストレスから1カ月で7kg以上体重が激減してしまい、姉の体調は限界を迎えていました。常に余裕がなく、義兄が何か手伝ってもちょっとしたミスや段取りが悪いと指摘してしまうことも。義兄も姉もストレスがたまり、解消できないままの日が続いていました。

「このままではダメだ!」と話し合いをし、義兄は仕事の時間を調整して定時で帰ってくるようになり、姉も感情的な言い方をしないと約束。しかし、話し合いの直後は気を付けていてもお互いに時間がたつと少しずつ元通りになってしまい、何度も喧嘩をしてしまいました。

同じことの繰り返しで解決しないまま喧嘩ばかりの日々が続くのならいっそ……と姉は真剣に離婚を考えるように。そんなときに好きなYouTuberが、夫婦時間を取ることの大切さを語っている動画を目にしました。夫婦でお気に入りのチャンネルだったので、「これをまねしてみたらいいかも!」と最後の望みをかけて、義兄に定期的な話し合いを提案。毎月1回家族会議を開くことにしたのです。