金のなる木は、名前の通り縁起がよいとして、人気の高い植物の一つです。丈夫な性質で、冬の寒さにさえ注意すれば放任してもよく育ちます。この記事では、金のなる木の基本情報や特徴、名前の由来や花言葉、育て方などについて解説します。
金のなる木の基本情報
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植物名:カネノナルキ(金のなる木)
学名:Crassula ovata(Crassula portulacea)
英名:Dollar plant、jade plant、lucky plant、money plant、money tree
和名:フチベニベンケイ(縁紅弁慶)
その他の名前:成金草(なりきんそう)、花月(かげつ)
科名:ベンケイソウ科
属名:クラッスラ属
原産地:南アフリカ
分類:多年草
金のなる木の学名はCrassula ovata(クラッスラ・オバタ)、和名はフチベニベンケイ(縁紅弁慶)で、成金草(なりきんそう)、花月(かげつ)などとも呼ばれます。ベンケイソウ科クラッスラ属の多年草です。原産地は南アフリカで、多肉質の葉や茎に水分を蓄えることから暑さや乾燥に強く、寒さに弱い性質。常緑性で、冬でもみずみずしい葉を保ちます。草丈は100〜300cmで、放任すると大きくなりますが、こまめに切り戻せばコンパクトな株姿を保つことができます。縁起がよい植物として知られ、開業祝いや新築祝いなどで贈答に多く用いられています。
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金のなる木の花や葉の特徴
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園芸分類:観葉植物
開花時期:11〜2月
草丈:1〜3m
耐寒性:弱い
耐暑性:強い
花色:ピンク、白
金のなる木の開花期は11月〜翌年2月。花色はピンク、白で、1㎝前後の5弁花を咲かせます。株が大きく育ってから咲くものと、比較的咲きやすいものとがあります。
金のなる木の葉はぽってりと厚みがあり、多肉植物に分類されています。自生地は乾燥する地域のため、このふっくらとした葉に水を蓄える力があります。そのため水やりは控えめにするのがポイントです。