金のなる木の名前の由来や花言葉


写真/長田節子

「金のなる木」の名前の由来には、諸説あります。英名では「money tree(お金の木)」「dollar([通貨の]ドル)plant(植物)」などと呼ばれ、葉の形がコインに似ていることが由来になっているのですが、日本に持ち込まれた際にそのまま訳されたものという説が一つ。また、昭和の時代、金のなる木の新芽に5円を挿した鉢植えが売られていたからという説などもあります。

金のなる木の花言葉は、「一攫千金」「富」「幸運を招く」「不老長寿」など。縁起がよい植物として好まれるのがよく分かりますね。

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金のなる木の仲間の種類

金のなる木が属するクラッスラ属は、ベンケイソウ科を代表する属で、そのほとんどが多肉植物。クラッスラ属には日本でも観賞用として人気の高い種類が多く含まれています。その一部品種をご紹介します。

火祭り(Crassula capitella ‘Camp Fire’)


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十字のように広がるシャープな葉は、夏は爽やかな緑色ですが、冬は鮮やかに紅葉します。ポピュラーで人気の高い品種。

小米星(Crassula ‘Tom Thumb’)


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別名は「姫星」。小さな三角形の葉を交互に展開しながら伸びていくクラッスラ。小型でよく分枝します。

キムナッキー(Crassula ‘Kimnachii’)


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ブッダテンプルとも呼ばれ、四方に広がる葉が緻密に重なり、層をなしてタワーのように伸びるユニークな品種です。整然とした葉の並びは、現代アートのよう。