トム・クルーズだけじゃない。「パリ2024オリンピック」を締めくくった3人の衣装に注目!

トム・クルーズの映画さながらのアクション出演に沸いた「パリ2024オリンピック」の閉会式。次期、ロサンゼルス大会に向けての演出が大きな注目をあつめたが、その一方で、フランス人歌手や選手らの、メゾンが手がけた衣装も華々しいものだった。

レオン・マルシャン


LOUIS VUITTON

今大会、個人で4つの金メダルを含むメダル5個を獲得した、競泳男子のレオン・マルシャンは、「ルイ・ヴィトン」とLVMHグループのアンバサダー。閉会式では、「ルイ・ヴィトン」のタキシードに身を包み、チュイルリー公園に設置された気球型の聖火台から、閉会式会場へ聖火をランタンで運ぶという重要な役割を担った。

ブラックのタキシードとおそろいのシガレットパンツに、同系色のミニ モノグラムジャカードが全体にあしらわれたホワイトのシルクシャツをスタイリング。よく見るとネクタイには、LVとモノグラムフラワー・モチーフがあしらわれ、足元にはブラックのエピ・レザーの「メジャー・ライン ローファー」を合わせ、さりげないディテールの光る装いで、大役をつとめあげた。

LOUIS VUITTON

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ザホ・デ・サガザン


LOUIS VUITTON

シンガーソングライターのザホ・デ・サガザンは、2024年のヴィクトワール音楽賞で4冠を獲得したフランスの新星。閉会式ではチュイルリー公園で、32人の合唱団とともにエディット・ピアフの「Sous le ciel de Paris(パリの空の下)」を熱唱した。

「ルイ・ヴィトン」によるブラックシックな衣装は、チュールがあしらわれたブラックのジャージー素材のボディスーツに、軽やかなフリルを施したシルクのツートンカラーのスカートのツーピース。動くたびに、裾のフリルが揺れ、歌声とシンクロするようになびいた。足元にはブラックレザーのジャズダービーシューズを合わせ、フェミニンになりすぎないスタイリングと歌声で魅了した。

サガザンは「ルイ・ヴィトン」とフレンド・オブ・ザ・ハウス契約を結んでおり、ヴィクトワール音楽賞やカンヌ映画祭でも度々、ブランドのコレクションを着用して登場。また、2024年春夏コレクションのランウェーショーの音楽も担当している。