結婚できない男性ほど「仕事が忙しい」と言い訳する“実は深刻すぎる理由”

―[結婚につながる恋のはじめ方]―

 皆さん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。

◆結婚を意識するとなぜか仕事が忙しくなる理由

 地震に猛暑に豪雨に台風……「災害大国」といわれる日本ですが、さまざまな自然災害が各地で起こると不安になることも増えますよね。

 人は不安や恐れの感情はなくならないといわれていて、それは歳を重ねるごとに強くなっていきます。動物としての本能でもある「現状維持をしようとする能力」が強まるからだそうです。

 婚活はそんな現状維持を望む力をも越えてチャレンジする活動なので、かなりの頑張りが必要なことは間違いありません。

 不安や恐れ、そこに頑張っている状態になると多くの人が不思議な現象が起こってきます。それは「仕事が忙しくなる」ということ。今、自分が慣れている仕事にエネルギーを注いで、変化に怖がっている自分をごまかそうとしているから起こるわけです。

 しかし、そのままではいけません。今回は忙しい毎日を過ごす人のために、そんな中でも婚活を成功させる秘訣をお伝えします。

◆「40歳までに子供がほしい」と願う39歳男性の婚活


 ユキヒコさん(仮名・39歳)は外資系コンサルタントの会社で活躍するサラリーマン。もともと暇な人ではなかったものの、39歳になり、大台の40歳までには結婚して子供も授かりたいという思いで婚活をスタートしました。

 恋愛も人並みにしてきていて、最後の恋愛は37歳のとき。結婚も考えたようでしたが、忙しさの中、彼女から愛想をつかされたようでした。

「前回の失恋からめっきり出会いもなくなって仕事ばかりの日々です。もう出会ってから恋愛して結婚……という時間をかけすぎるのもよくないのかなと思い初めて、婚活サポートしてもらえたら嬉しいです」

 婚活をスタートしたユキヒコさんは、もともと仕事脳なこともあり、私たちの戦略がピッタリ。理論的に活動をしていきました。

◆順調に見えた婚活が早々に進まなくなった原因


 最初の1か月で目標である7件のお見合いを決め、すぐに交際に発展。しかし、「このまま順調に進んでいくのかな?」と思いきや、せっかく進んだ交際の人とデートがなかなか決まらず、どんどん先延ばしに……。

 気がついたら、お見合いから交際に発展してその後、一度も会えずに1か月が過ぎていました。理由を聞くと「このプロジェクトがもうすぐ終わるので…そしたら連絡してみます」とのこと。

 ユキヒコさんの癖が少しずつ見えてきました。恋愛でもお付きあいしたら、安心して時間を彼女にかけなくなるタイプだということがよくわかったのです。

◆仕事はあくまでも自分の人生のツールの一つ

「ユキヒコさん、結婚したら今のライフスタイルに家族の時間って入れられますか? 結婚したから、『はい、終わり』じゃなくて、そこから子供ができれば、当然奥様のケアや子どもとの時間を作ったりしていくんですよ? しかも、それをしたくて今、お仕事を頑張ってるんですよね?」

 仕事はあくまでも自分の人生のツールの一つでしかなくて、人生自体を仕事にしてしまうユキヒコさんのような人は結婚してからも奥さんとの関係作りに悩むことになります。

「忙しいのは、わかります。サラリーマンは自分で仕事をコントロールできないのもわかります。でも、本当にこの人生でいいのか? もう一度考えてみましょう。今の忙しさが、結婚したら変わるわけじゃないですよね? 今のライフスタイルに余裕を作れなければ家族を犠牲にすることになりますよ」

◆婚活を最優先にする人が素敵な相手と出会える


 頭のいいユキヒコさんはそこから時間の使い方を変えるようになりました。「もし結婚していたら……」ということをベースに無駄な付き合いをやめ、必要以上に飲みにいくことをやめました。

 余裕が生まれると、婚活に対しての取り組み方も変わってきました。交際に発展したら必ず1週間以内にもう一度デートをするようになり、相手との連絡頻度もアップ。もともとコミュニケーション能力もある人だったので、半年ほどで結婚していきました。

「忙しい」を理由に活動を後回しにしてる人がいるから、「優先してる人が素敵な人と出会えるんだ」とユキヒコさんは言っていて、その通りとても素敵な奥さまと今はとても幸せのようです。

 仕事で忙しい人こそ、短期間、婚活に注力して早めに結果を出すことをおすすめします。

―[結婚につながる恋のはじめ方]―

【山本早織】

1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「1年以内に結婚する成婚必勝マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Twitterアカウント:@yamamotosaori_)