十勝産小豆に、フランスのイズニーバターをはさみ、ゲランド塩を強めに効かせた和洋折衷のもなかです。さくっとした食感の皮、そして甘く滑らかな餡と塩気のあるバターの対比がクセになる味わいです。
よろスィーツ!
スイーツ芸人のスイーツなかのです。
あんことバター。夢中なるほど、罪深い甘さ。
「シーラカンスモナカ」は、モナカにバターを合わせたシンプルな構成ながら、一度食べたら忘れられない、記憶に残る味です。
手がけるのは、仙台にあるパティスリー「カズノリイケダ アンディヴィデュエル」。
オーナーの池田一紀シェフは「パティスリー・サダハル・アオキ・パリ」などで経験を積まれ、コンクールも多数受賞された実力派パティシエ。2011年にオープン以来、地元を中心に人気のお店です。
2021年には、新形態のお店として「メゾン シーラカンス」が誕生。クラシカルな伝統菓子をベースに新たな美味しさを追求し、カズノリイケダとは違った表現のお菓子を手がけています。
看板商品として生まれたのが「シーラカンスモナカ」。シェフのご実家が、宮城県丸森町にある老舗和菓子屋「榮泉堂」ということもあり、最中種の表面にはお店の名前が入っています。
実は、その榮泉堂でも「バター最中」が人気。以前、ぼくは宮城県のアンテナショップで食べたことがあり、当時仕事でご紹介したこともありました。なので、シーラカンスモナカの存在を知った時は、「なるほど、そういうことか!」と繋がったような気持ちになり、勝手に一人で嬉しくなりました(笑)。
榮泉堂の「バター最中」は国産バターを使っていますが、「シーラカンスモナカ」はフランスの上質な発酵バター「イズニーバター」を合わせたプレミアムなつくり。
イズニーバターの持つミルキーさが、あんこにやさしく寄り添うようで、相性がとっても良い。さらに、アクセントとしてゲランド塩を加え、食べときに力強い塩味が伝わってくるのです。
この塩味があることで、あんこの甘さが引き立ち、バターのまろやかな味わいと見事な一体感。さっくりとした香ばしい最中種の中で、あんこ、バター、塩が三位一体となった絶妙なバランスです。
そのまま食べても美味しいですが、トースターなどで30秒ほど温めてから食べると、バターがとろけてまた格別の美味しさ。
和菓子屋とパティスリー。それぞれのストーリーが込められた、想いの強いお菓子です。
ナイスィーツ!
【編集部注】
人気商品のため、売り切れている場合があります。詳しくはショップの販売ページをご確認ください。
【メゾン シーラカンス】シーラカンスモナカ 6個入/kazunori ikeda individuel(カズノリイケダ アンディヴィデュエル)