不眠でストレスをためないように



ほてりや発汗で目が覚めることが多かったので、まず最初におこなったのは、枕元に小型のハンディファンを置くようにすることです。夜中にほてりや発汗で目が覚めたときには、ハンディファンを使ってすぐに涼しい風を得られるようにするだけでかなり快適度が向上し、再び眠りに就ける比率も上がりました。

夜中に目が覚めてまったく眠れなくなったときは、眠るのを諦めて日ごろなかなか時間が取れない読書にあてるようにしました。もともと読書好きで本を読んでいると穏やかな気持ちになれるので、眠れなくて焦るより、読みたいと思っていた本を読んで数時間を過ごすほうがイライラしません。そのうち眠くなってきたら読書をやめて起床時間まで眠るようにすると、私はスッキリとした目覚めを迎えられることがわかりました。

睡眠時間が短すぎてどうしても昼間に眠くなりそうだと思ったら、オフィスでランチを食べた後、昼休みの最後の15分は更衣室で仮眠を取るようにしました。以前、テレビで給食後のお昼休み15分にお昼寝タイムを設けている小学校のニュースを見たことがあり、まねしてみようと思ったのがきっかけです。たった15分の仮眠ですが、この効果は絶大で昼休み後には頭もクリアになり、午後の仕事も眠気を覚えることなく進めることができています。

忙しかったり、予定が詰まっていて、どうしても睡眠不足を解消できないまま2~3日が過ぎてしまった場合は、ストレスになるので1日の睡眠時間にこだわることをやめました。睡眠時間は1日で考えるのではなく、1週間単位で考えるようにして、平日の睡眠不足は週末に補うようにしようと切り替えました。そうすることで睡眠時間が短い日があっても焦らずに、「週末に昼寝して取り戻せばいい」とゆったりと過ごせるようになりました。

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まとめ

私の場合、平日は仕事があるので、睡眠時間が短ければ短いなりに工夫して乗り切るようにしています。そして平日を振り返って睡眠時間が不足していたと思うときは、週末に少し朝寝坊したり昼寝をしたりして、あまり深く考え過ぎないように心がけています。そうすることで疲れを帳消しにして、月曜日には元気に仕事に向かえています。

更年期を迎えることにより、体調の変化だけではなく不眠というデリケートな状況にも直面していることを知り、改めて加齢とうまく付き合っていくことが大切なのだと感じています。朝までぐっすりと眠れて、十分な睡眠時間が取れるに越したことはありませんが、たとえうまくいかない日があったとしても、眠れないことでストレスを感じないようにすることが私にとっては重要だと思っています。

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院 綱島女性クリニック院長)
日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

著者/鈴木 たえこ
50代。更年期と戦いながら外資系企業で働く営業ウーマン。若い子に置いて行かれないように必死で頑張るも、年齢のせいか最近は物覚えの悪さに拍車がかかり、厳しい毎日。家族は夫と猫1匹。