夫の浪費癖に悩む友人の話です。友人は夫と3人の子どもと暮らす専業主婦。毎月お小遣いが足りなくなる夫に疑問を抱きながらも、ギリギリの生活費でやりくりしていました。しかし、そんな友人の努力をよそに、友人の夫は信じられない行動を取ってしまうのです。
夫の浪費や無駄遣いに悩む友人
これは私の友人が35歳だったときの話です。友人は夫と子ども3人の5人家族。小学生2人と生後5カ月の赤ちゃんがいます。専業主婦として毎日家事や育児に忙しくしていた友人ですが、結婚前からギャンブルやゲームへの課金など、夫の浪費癖に悩んでいる様子でした。
そこで、結婚後のお金管理はすべて友人がおこなうことになり、現場仕事の夫には、毎月3万円のお小遣いと通勤用のバイクのガソリン代5千円を渡してやりくりしてもらっていたとのこと。毎日お弁当と水筒にお茶を持たせていたので、1カ月十分に過ごせるだろうと思っていました。
しかし、度々「今月、お金が足りないから追加で5000円ちょうだい」と言われていたのだとか。夫いわく、現場仕事で水分が足りなくなり、コンビニで飲み物を買い足しているとのこと。
それにしてもお小遣いの減りが早いと感じた友人は、「1カ月にどれくらい必要か把握したいから、面倒だと思うけど今月だけ買ったもののレシートもらってきてくれない?」と夫に伝えます。
夫はそのときは了承したものの、いざ友人が「レシートは?」と確認すると「レシートをもらう習慣がないから忘れた」と言います。夫の収入は高いわけではなく、3人の子どもを抱え毎日切り詰めた生活をしていた友人は、「下の子はまだ小さいけど家族のために早めに仕事を始めようかな」と考えていたそうです。
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夫にお小遣いを渡した1週間後に財布を紛失!?
お小遣いを渡して1週間ほどたったある日、仕事中の夫から1通のメールが届きます。「財布がない、落としたかも」。それを見て友人は「また!?」と思わず叫んでしまいます。
実は、友人の夫が財布を紛失するのはここ3年以内で3回目。カード類は持たせていないものの、警察への遺失届や身分証明書の利用停止、再発行の手続きに時間を要し、財布がすぐ見つからなかった場合は再度お小遣いを渡さなければなりません。
友人は夫のズボラさにあきれ「管理が甘すぎる! 短期間に3回も財布をなくすなんてあり得ない! お小遣いは追加で渡せないからちゃんと見つけて!」と返信。夫からは「ごめん、コンビニとかもう一度探してみるよ」と返事が返ってきました。
夫の帰宅後、友人は再度夫の1日の行動を細かく聞き、「財布をどこに入れていたか、最後に使ったのはいつか」などを確認します。かばんやポケットの中も一緒に探しましたが、やっぱりありません。友人の夫は「行った場所も全部探したけどなかった。もう出てこないかもしれない」と諦めた様子。
友人は怒りに任せてお小遣いを追加しないとは言ったものの、「現場仕事だから水分不足で倒れたら元も子もない。飲み物代だけでも渡そう」と、とりあえず3千円渡したそうです。