バーベナ・ボナリエンシスの育て方のポイント

用土


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地植えの場合、事前に腐葉土を混ぜ込んで、水はけをよくしておくとよいでしょう。鉢植えでは、市販の草花用培養土を使うか、赤玉土7・腐葉土3などの一般的な配合土がおすすめです。

水やり


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地植えの場合、降雨のみで問題なく育ちます。鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷり水やりするようにしましょう。

肥料


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水はけがよければ、やせ地でも育つため、肥料はあまり必要としません。地植え、鉢植えともに、春と秋に控えめに緩効性肥料を施す程度でよいでしょう。

注意する病害虫


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【病気】

特に注意すべき病気はありません。

【害虫】

高温乾燥期にハダニがつくことがあるため、注意が必要です。ハダニは、乾燥が続くと発生しやすい小さな虫で、葉裏などについて吸汁します。大発生すると株が弱るので、ハダニを見つけたら葉の表や裏にシャワーを勢いよくかけるとよいでしょう。小さな虫なので、水の勢いで流して除去することができます。

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バーベナ・ボナリエンシスの詳しい育て方

苗の選び方

苗を購入する際は、葉が傷んでおらず、節間が短く茎ががっしりと締まって丈夫なものを選びましょう。また、枯れや病気の兆候がないかよく確認することも重要です。

植え付け・植え替え


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植え付け、植え替えともに適期は4〜5月、9〜10月です。春に植え付けると、その年から開花を楽しめます。

地植えの場合は、特に植え替える必要はありません。鉢植えで管理している場合は、1〜2年に1回を目安に植え替えをします。植え替えは、一回り大きな鉢にするか、株分けを同時に行い、株のサイズを小さくするとよいでしょう。

日常のお手入れ


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花が終わったら、こまめに花茎を切り取ります。そうすることで、風通しをよくして蒸れを防ぎ、草姿も整います。近年は、花がらを残して秋の枯れ姿も楽しまれています。

剪定・切り戻し


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草丈を抑えたい場合は、5月頃までに切り戻すとよいでしょう。脇芽が伸びて、多くの花を咲かせるメリットもあります。冬は地上部が枯れるため、地際付近で刈り取ります。

夏越し・冬越し


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バーベナ・ボナリエンシスは夏越し対策は特に必要なことはありませんが、夏場は水切れに注意しましょう。

冬は、地上部を枯らし、冬芽を出して越冬します。枯れた枝があれば、地際で切り取っておくとよいでしょう。冬芽は寒さに強いですが、土が凍る地域では枯れることもあります。寒冷地では種子を採取しておき、翌年播いて一年草のように扱う方法もあります。

増やし方

バーベナ・ボナリエンシスはこぼれ種でも自然に増えてよく育ちますが、種まきや株分け、挿し木などさまざまな方法で増やすこともできます。

【種まき】


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バーベナ・ボナリエンシスは、こぼれ種でもよく増えますが、花後にできた種を採取して保管しておけば、種まきをして増やすことができます。

種まきの適期は3〜4月です。播種箱などに播き、土を薄くかけます。発芽まで乾燥させないよう注意し、本葉が2〜3枚になったらポット上げするとよいでしょう。

株分け


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株分けの適期は4〜5月、9〜10月です。植え替えのときに掘り上げた株を切り分け、鉢や地面に植え付けるとよいでしょう。

挿し木


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挿し木の適期は6〜7月ですが、暖かい時期であればいつでもできます。

茎を10〜15cmほどカットして挿し穂にし、水を吸わせて清潔な用土に挿します。明るい日陰で乾燥させないよう注意しながら管理しましょう。

バーベナ・ボナリエンシスを栽培する際には繁殖力が強いことに注意


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バーベナ・ボナリエンシスは丈夫で繁殖力が非常に強いため、育てる際は注意が必要です。

特定外来生物の指定は受けていませんが、「将来の生態系に被害を及ぼす恐れがある外来種」とされています。庭で育てるときはこぼれ種などで敷地外に逸出しないよう、十分に注意して管理する必要があります。その強健さから初心者でも育てやすいのが魅力ですが、増えすぎると管理が大変になりがちなので、栽培環境に応じて種子をつけない品種を選ぶなど、よく考えてから購入しましょう。

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丈夫なバーベナ・ボナリエンシスは初心者にもおすすめ


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バーベナ・ボナリエンシスは紫色の可愛らしい花をたくさんつけてくれる、丈夫で育てやすい宿根草。草丈が高く野趣あふれる姿で、ガーデンにダイナミックな風景を演出してくれます。コンパクトな矮性種は寄せ植えにもおすすめ。こぼれ種でもよく増えるほど丈夫なため、増えすぎや敷地外への逸出に注意が必要ですが、簡単に花を楽しむことができ、ガーデニング初心者の方にもおすすめです。ぜひガーデンに取り入れて花を楽しんでみてはいかがでしょうか。

Credit

文 / 3and garden



スリー・アンド・ガーデン/ガーデニングに精通した女性編集者で構成する編集プロダクション。ガーデニング・植物そのものの魅力に加え、女性ならではの視点で花・緑に関連するあらゆる暮らしの楽しみを取材し紹介。「3and garden」の3は植物が健やかに育つために必要な「光」「水」「土」。