食楽web

●桃の旬は8月いっぱい。甘くてジューシーな桃を選ぶコツは? 見分け方と剥き方を解説します。

 完璧に熟した桃の甘い香りと、口の中でとろける果肉の感触を想像できますか? 実は、多くの人が桃の真の美味しさを逃しています。その理由は、選び方と味わい方を知らないから。今日から、あなたは桃の達人です。

美味しい桃を見分けるには?


皮表面に浮いた白い「斑点」が“甘さ”の証拠

 美味しい桃を見分けるカギは、その「斑点」にあります。スーパーの棚に並ぶ桃を見て、白い斑点があるものを避けていませんか?

 実は、それこそが甘さの証。果点と呼ばれるこの斑点は、桃が糖度を上げている証拠なのです。

さらに、完熟桃を美しく、そして最高に美味しく食べるコツがあります。


ヘタの部分がオレンジの皮くらいの弾力であれば食べ頃のサイン

 30年以上の経験を持つ達人の技を伝授します。驚くほど簡単で、誰でも美しく桃を剥けるようになります。

 その秘訣とは、「やさしく包むように持つ」こと。これだけで、桃の魅力を最大限に引き出せます。


種まで包丁を入れて、ぐるりと一周

切れ目を入れたらやさしく、両手でねじるように割ります

熟した桃は、皮もするりと剥けやすいです

 想像してみてください。完璧に熟した桃の果肉が、まるでバターのようにナイフを通り抜けていく様子を。そして、その瞬間に広がる芳醇な香り。舌の上で、甘みと酸味が絶妙なバランスで踊ります。

まとめ


形は割れ目から左右対称にまん丸であればなお良し。比べてみるとわずかですが、右側の方がおいしい桃と言えます。[食楽web]

 まだ間に合います。最寄りのスーパーで、白い斑点のある桃を探してみてください。そして、ここで得た技を使って、家族や友人とおいしい喜びを分かち合いましょう。

 桃の季節は長くは続きません。この夏、最高の桃体験をお見逃しなく。