ラティビダ(メキシカンハット)は、長く伸びる花心と垂れ下がる舌状花との組み合わせが特徴の、個性的な花を多数立ち上げる宿根草です。麦わら帽子のようなユニークな花姿は名前の由来にもなりました。この記事では、基本情報や特徴、名前の由来や花言葉、育て方、種類などについて、詳しくご紹介します。
ラティビダの基本情報
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植物名:ラティビダ
学名:Ratibida columnifera
英名:upright prairie coneflower、Mexican hat、longhead prairie coneflower
和名:ヒメバレンギク(姫馬簾菊)
その他の名前:メキシカンハット、ラチビダ、プレーリーコーンフラワーなど
科名:キク科
属名:ラティビダ属
原産地:北アメリカ
分類:宿根草(多年草)
ラティビダの学名は、Ratibida columnifera(ラティビダ・コルムニフェラ)。メキシカンハットやヒメバレンギク、プレーリーコーンフラワーなどの別名も持っています。キク科ラティビダ属の多年草で、原産地は北アメリカ。7種が分布するとされ、草丈は種類や品種によって幅があり、30〜90cmほどです。暑さにも寒さにも強く、乾燥した気候を好み、高温多湿が苦手です。冬には落葉しますが、越年して生育期に入ると再び新芽を出して花を咲かせることを繰り返します。一度植え付ければ毎年開花する、ライフサイクルの長い植物です。
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ラティビダの花や葉の特徴
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園芸分類:草花
開花時期:7〜9月
草丈:30〜90cm
耐寒性:強い
耐暑性:強い
花色:赤、オレンジ、黄、茶など
ラティビダの開花期は、7〜9月。花色は赤、オレンジ、黄色、茶色など、明るくカラフルな印象です。花は長く伸びる花心に下から上へ咲き上がる筒状花と、だんだんと垂れ下がる舌状花で構成されるユニークな姿が特徴的です。舌状花が落ちた後も、筒状花は残ります。葉は切り込みの入った細い姿をしています。