住宅購入と「ローン」利用
日々の買い物をする際に、手元にあるお金で無理なく買える金額かどうか考えるのは、皆さん当たり前にやっていることと思います。手元のお金で買えないものがあれば、分割払いを検討し、返済が完了するまでにどのくらいの期間がかかるかを具体的に考えて、「買う」「買わない」などを判断していくと思います。
しかし、住宅など高額なものを購入するとなると、月々の収入の中では買うことができませんし、貯金から一括で支払って買える方は少ないため、多くの方は住宅ローンを申し込んで住宅を購入する流れとなります。
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「ローン」とは
ローン
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「ローン」には「貸し付け」「融資」などの意味があり、一般的に「銀行などの金融機関からお金を借りること」、つまり借金を意味します。
お金を借りると、借りたお金に「利息」を加えた金額を返済していくことになります。「利息」は、お金を借りたときに決めた「金利」によって変わります。
また住宅ローンを申し込む際に必要となる「担保」とは、金融機関に対してお金を返すことができなくなった際に、住宅ローンの契約者が金融機関に差し出すもののことをいいます。
住宅ローンの担保には不動産を対象とした「物的担保」と、人を対象とした「人的担保」があります。「人的担保」は住宅ローンの残高の返済を第三者に保証させることをいい、お金を借りた本人の返済が滞ると、金融機関から「人的担保」の対象者に返済請求が行われます。
モデルハウスを見学して気に入った物件を見つけ、年収から「借入可能額」を試算してもらうことがあると思います。想像していたよりも多くの金額を借りることができると言われ、嬉しくなってそのまま止まらないエスカレーターに乗ったようにあまり考えることなく購入してしまった、というお話も伺います。
しかしローンは借金であり、ローンを組んだら必ず借りたお金を返済しなければなりません。返せる金額かどうか、頭金の金額や返済期間などについて検討し、事前に無理のない返済計画を立てておくことが大切です。
「金利」「利息」以外にも、返済できない時の「担保」の内容についてどのような「物」や「人」に影響を及ぼすことになるのか詳細を十分確認し、住宅購入手続きを進めるようにしましょう。