なにわ男子が13日、全国アリーナツアー「なにわ男子 LIVE TOUR 2024 ‘+Alpha’」の横浜アリーナ最終公演を開催した。今回のツアーは全9都市42公演を予定。タイトルの「Alpha」には“一番輝く星”という意味があることから、スタイリッシュな演出となにわ男子の“煌めき”が融合されたステージで全30曲を披露した。
クラシック音楽の壮大なオープニングとともに、キラキラの衣装を着た7人(高橋恭平、長尾謙杜、大橋和也、西畑大吾、大西流星、藤原丈一郎、道枝駿佑)が登場。高橋が、「横浜ラストです! ここからもっともっと騒いでいきましょう!」とシャウトすれば、道枝も「まだまだいけるんじゃない? 今からここいる全員、幸せにしてやるよ」とウインクを放つとファンは絶叫して盛り上がった。
ツアータイトルを考案した道枝は、「デビュー3年目でもあるので、僕たちのキラキラしてるイメージに加え、大人っぽいところもプラスアルファした内容で、今まで以上の輝きを見せたい」との思いを込めた。セットリストにはデビュー曲「初恋LOVE」や最新曲「コイスルヒカリ」など、なにわ男子らしさ溢れるキュートな曲から、3thアルバムのリード曲「Alpha」のようなバラードまで幅広い楽曲でファンを魅了した。
またMCでは、グループ初となるアジアツアー「Naniwa Danshi ASIA TOUR2024+2025 ‘+Alpha‘」の開催を発表。今年11月~来年1月にかけて、台北・ソウル・香港の3都市を回る。西畑は、「いつか海外でライブしたいよねっていう夢を語り合ってたじゃないですか。こうやって夢を叶えることができて」としみじみ。藤原は、「日本だけじゃなく、海外にいる“なにふぁむ”(ファンの愛称)のおかげです。ありがとうございます!」と感謝を伝えると拍手が起こった。長尾は、「香港はメンバーの中で誰もいったことがないので夜景を見るのは楽しみ。僕らのYouTubeチャンネルもあるので、各都市での様子を収録してお届けしたい」と意気込んだ。
そんななか、今回が初めての海外旅行だという高橋が、ASIAツアーの開催を伝えられたときに、「ASIA」を「(兵庫県の)芦屋」と勘違いしていたことを藤原が暴露。すると、他のメンバーから「誰が兵庫の住宅街だけでツアーすんねん!」「しかも、なんでローマ字読みやねん!」「ほんなら世田谷も回って、高級住宅街ツアーやろか!」と散々つっこまれるなか、高橋は「まあ、見慣れてないからな」とポツリ。なにわらしいやりとりに会場は笑いに包まれた。
ラストの挨拶では、大西が「みなさんが僕たちにたくさんの勇気をくれて、僕たちはアイドルでいれると思います。その勇気を100倍にして返していきたいです!」と話すと、リーダーの大橋も「日本中だけじゃなく、世界中に愛を飛ばせるように精一杯やらせていただきます。これからも応援よろしくお願いします!」と、さらなる飛躍を誓った。
デビュー時に「なにわから世界へ」という夢を掲げた7人の新たな挑戦を見守りたい。
取材・文/吉岡俊 撮影/後藤巧