眠れない夜にアロマを。深い睡眠のために知っておきたい香りの選び方とは?

アロマとは香りの力で心身を安らぎに導いてくれるアイテムです。健やかな毎日のために良質な眠りは欠かせませんが、なかなか寝付けなかったり、眠りが浅くなってしまったりすることも。そんなときにはアロマがおすすめです。アロマと睡眠の関係、アロマの選び方や楽しみ方を知って取り入れることで、より上質なリラックスライムが実現します。

アロマは快適な睡眠への案内役

アロマオイルとキャンドル

健康の観点からも美容の観点からも、快適な睡眠はとても大切。とはいえ、眠りたくても寝つけないことがあるのではないでしょうか。そんなときに助けとなってくれるのがアロマです。

身体とともに脳を休めることの意味

睡眠は質が大事といわれているのをご存知でしょうか。質が良い睡眠とは、身体だけではなく脳も休ませている状態を指します。眠りによって脳をリラックスさせるのは、健康を保つだけではなくストレスの緩和にも効果的。疲れを翌日に持ち越さず朝気持ち良く目覚めるためにも、脳を休めることはとても重要なのです。

アロマと睡眠の関係

嗅覚は人が持つ五感の中で最もすばやく脳に到達します。そして嗅ぎ取った香りは快や不快など、情緒にダイレクトにアプローチします。そのため眠る前にアロマを利用すると、気持ちが落ち着き脳がリラックスした状態に。1日の緊張を解して情緒や脳を休めることで、穏やかな寝つきと良質な睡眠を実現しやすくなるでしょう。

まずはお気に入りの香りを睡眠前のおともに

昨今ではアロマを楽しむ人が増え、さまざまな種類の精油が店頭に並んでいます。アロマ初心者の場合、香りの種類に迷うこともあるかもしれません。そんなときは自分の好きな香りや、リラックスできる香りを選ぶのがおすすめです。

華やかなフローラル系やスイーツのような甘さのあるバニラ、森林浴をしている気分になれるウッディ系など、香りを嗅いでみて心地良いと感じたものを選び、睡眠前のおともにしてみてください。

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睡眠前のアロマは「眠れない理由」で選ぶ

アロマランプと花

より睡眠にアプローチしたいならば、「眠れない理由」からアロマを選んでみてはいかがでしょうか。就寝時に向くと考えられているアロマは複数あります。ここでは、お悩み別におすすめのアロマを紹介します。

神経が高ぶって眠れない

眠りたいのに神経が高ぶって寝つけないときは、自律神経が乱れている可能性があります。そんなときにおすすめなのは、ラベンダーやクラリセージなどのリラックス系アロマ。気持ちが落ち着くだけではなく、呼吸を深くゆっくりにするともいわれているため、自律神経を整える効果が期待できるでしょう。

香水によく使われているイランイランもリラックスした気持ちに導いてくれます。ただし香りが強いため、使用する際は量を控えめにして調整してください。

心配事があって眠れない

就寝時に心配事が頭に浮かんで、寝つけなくなる人も少なくありません。そんなときには、不安や緊張を和らげてくれる香りを選んでください。美容や食品に使用されることも多いカモミールは、不安を和らげてくれるといわれています。小さな白い花から抽出されたフルーティーな香りが、ネガティブな感情を落ち着けてくれるでしょう。

また、深く落ち着いた香りが特徴のサンダルウッドもおすすめです。日本では白檀と呼ばれ、お寺でも使用されるこの香りは脳の興奮を鎮静してくれます。フレッシュで爽やかなオレンジのアロマと合わせれば、気分をリフレッシュできるはず。自然と気持ちが前向きになり、安心して眠りに就けるでしょう。

蒸し暑くて眠れない

暑くて不快指数が高まりやすい夏の夜は、香りで清涼感を得てみてはいかがでしょうか。ミカン科のベルガモットはスッキリと涼やかな感覚とともに、不安やイライラを鎮静してくれます。柑橘系アロマの中には酸味が強いものも存在し、酸味が際立つ爽やかな香りで目が冴えてしまうこともあります。しかし、ベルガモットは適度な清々しさなので、入眠時にもおすすめ。甘い香りが苦手な人にも取り入れやすいです。

その他にはミントもおすすめです。清涼感が特徴でさまざまな製品に使われています。気持ちをシャキっとさせたり集中力を高めたりといった働きがメインですが、蒸し暑い夜に使用することで体感温度を下げて不快感を解消してくれます。