かつて「松本亜璃沙」の名前でセクシー女優として活躍。幼い顔立ちながら、“童顔系熟女”のパイオニアとして人気を博していた。3度目の結婚・出産を機に出演することはなくなったが、52歳となった香音凛(かおりん)さんは今、どうしているのか?
◆新橋のスナックに出勤
現在、スナックに出勤するほか、睾丸マッサージの講師や恋愛カウンセラーなど、さまざまな仕事をしているという。
「恋愛経験を活かして恋愛カウンセラーをしていますね。セクシー女優をしていたからこそできる仕事のひとつですね。レスの問題やフェムケアまで相談内容は多岐にわたります。ありがたいことにリピーターがすごい多くて、現状は新規の受付を断っているほどです」
また、7月8日にオープンしたばかりのスナック「新橋 オトナの診療所 あけみ先生」にも出勤しているようだ。
「週1回だけやっているスナックなんですが、コンセプトが病院で、“ワケアリ熟女”しか働けない店なんです。フリーライターの中山美里さん経由で『香音凛ちゃんにピッタリでしょー?』って熱烈なオファーをいただきまして(笑)。50代以上の男女がもっと楽しく過ごせる場所をつくりたいなって、お店のみんなで考えていますね」
現在は夜の時間帯のみ営業しているが、ゆくゆくは昼からご飯が食べられてお酒が飲めるようにして「2軒目に送り出せる店にしたい」とママ達と話している。
同店の名前やポスターにもなっている「あけみ先生」は、介護士と睾丸マッサージのダブルワーカーで、女装子も働くなど、ここには香音凛さんに負けず劣らずの濃いメンバーが揃っているのもウリなんだとか。
◆女性向けに睾丸マッサージの講師も
香音凛さんは睾丸マッサージの講師もやっているというが、そもそも「睾丸マッサージ」とは一体なんなんだろうか?
「Hなマッサージと思われている人もいるんですが、違うんですよ。これはリンパを流したりするので、男性機能改善にも効果的なんです。“パートナーを元気に!”ということで、女性限定で教えています。正直、男性からの問い合わせも沢山あるんですがお断りしていますね(笑)。
最近は本当に精子の量が減っている男性が多く、男性更年期による勃起不全や早漏などから、“レス”につながることもあるんです。男性に『なんでしてくれないの?』と問いただすのは簡単だけど、それだと余計に相手は萎縮してしまいます。
でも、わざわざ睾丸マッサージのやり方を習得して、実践してくれたら『僕のためにそこまで考えてくれたんだ!』って、パートナーとの絆が深まった、なんて話は結構ありますよ」
◆「もっと男性を癒やしてあげられたら日本は明るくなる」
今後については「とにかく同世代のテンションを上げていきたい」と語る。
「セクシー女優だったことが糧になって、今関わっているすべてのお仕事に活きているんです。だから、本当にセクシー女優になったことに後悔はないんですよ。
女性が男性を癒やしてあげられたら日本はもっと明るくなると思う。“人生100年時代”といわれていますが、ピンピンコロリで逝けたらいいじゃないですか(笑)。これまでは波瀾万丈の人生だったので、これからはさざ波のような毎日を送りたいな」
香音凛さんは、そんな波乱万丈の人生に胸を張り、前向きに生きている。
●香音凜(かおりん)
Instagram:@kaorin.0923
<取材・文/吉沢さりぃ、撮影/藤井厚年>
【吉沢さりぃ】
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720