ボディメンテナンスには、かっさを使ったマッサージがおすすめです。古くからあるマッサージ方法のひとつですが、美容ブームから「最近知った」という人も多いのではないでしょうか。コンパクトかつ手ごろなかっさは、気軽に使えるのが魅力。マッサージ方法やその効果を知って、美ボディを目指しましょう。
かっさとは
一般的に「かっさ」というと、薄くて軽いマッサージ用プレートのことを指します。女性でも持ちやすいサイズなので、どなたでも容易に扱えるでしょう。ここでは、かっさの由来や意味、種類を紹介します。
かっさは「東洋式デトックス」
かっさの発祥は、2500年ほど前の中国。もともとは、「刮痧(かっさ)療法」とよばれる民間療法のひとつでした。「日本かっさ協会」のホームページでは、かっさという言葉を次のように説明しています。
・刮(かつ):削る
・痧(さ)滞っている血液
つまりかっさは「停滞している血液の流れ」を「削るように」促し、改善するマッサージ。いわば東洋式のデトックスといえます。
かっさプレートの種類は豊富
かっさマッサージをおこなう上で、欠かせないのがプレートです。さまざまな形状があるので、目的やマッサージ場所に合わせて、適切に選ぶ必要があります。主な形状として、以下のようなものが一般的です。
・眉型:顔周りのマッサージ
・魚型:太ももやウエストのマッサージ
・棒形:全身のツボ押し
・長方形:広範囲のボディマッサージ
また、かっさプレートは、材質もさまざま。「使う部位に適しているか」「使い心地はどうか」をよく見極めましょう。例えばお風呂で使う場合は、水に強く錆びにくいステンレスが好まれます。一方、陶器や天然石(翡翠やローズクォーツ)はなめらかな肌触りが特徴で心地良く使えます。このほか、昔ながらの素材にこだわるならば、牛角などもおすすめです。
(広告の後にも続きます)
かっさを使ったボディマッサージで期待できる効果
かっさを使ったマッサージでは、プレートで肌を「削る」ように動かして、体の巡りを高めます。冷えやむくみに有益といわれますが、実際にはどのような効果があるのでしょうか。かっさのボディマッサージで、期待できる効果をみていきます。
血行促進
肌表面でかっさプレートを動かすことで、血行促進効果が期待できるといわれています。血流が良くなれば、体中に栄養や酸素が行き渡りやすくなり、代謝もアップ。これが、冷えやむくみに効果的といわれる理由です。
老廃物の排出
かっさプレートを使ったマッサージは、老廃物の排出にも効果的です。体の巡りが悪い状態を放置しておくと、老廃物や余計な水分が排出されにくく、体内で停滞。これが疲労感やだるさ、むくみの原因になることがあります。肩こりやパンパンになったふくらはぎに悩んでいる人は、体の巡りを高めることで症状が改善できるかもしれません。