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●サクッ、ジュワッと旨味広がるとんかつ。東京のとんかつ店の中でも、味よし、実力ありの名店をまとめました。

 カレーやラーメンとともに、絶大な人気を誇る国民食「とんかつ」。一口にとんかつと言えど、豚肉、キャベツ、ご飯、お新香など、使う食材やそれらを調理する職人の腕が求められます。これらが結集して生み出される「とんかつ定食」は、どの定食よりも高度なバランスが求められる料理です。

 ということで、東京にある数多の専門店の中から、一生に一度は食べておきたい、とんかつの名店を紹介します。

【成城】とんかつ椿/高橋英樹さんも『人生最高レストラン』で絶賛!


「あけび」2400円(取材時の価格)にご飯、赤だし(なめこ)を追加注文

 世田谷・成城にある『とんかつ椿』。有名な俳優一家もご用達の名店です。豚肉へのこだわりもさることながら、食パンから手作りするパン粉、オランダ産の最高級ラードを使用するなど、とんかつを構成する要素のすべてに一切の妥協がありません。

「あけび」は脂の少ないヒレ肉を使っていて、噛むほどに肉の旨みがあふれます。甘みと酸味のバランスが良い自家製ソースとも相性がよく、白飯、千切りキャベツ、漬物と、どんどん箸が進みますよ。東京屈指の上品なとんかつです。

●SHOP INFO

とんかつ椿

住:東京都世田谷区成城5−15−3
営:11:30~13:30、17:00~19:30
休:月曜

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【中野】幸運豚人の「低温調理 極厚レアカツ」


「低温調理 極厚レアカツ」

 中野駅北口から商店街・ふれあいロード付近は、無数の飲食店が連なり、小型店舗の豊富さは中央線沿線イチと言われています。そんな激戦区を制するのが、2017年にオープンした『幸運豚人(Tsui-teru!Porkman)』です。

 同店の売りは、何といっても肉の“分厚さ”。「低温調理 極レアカツ」は、豚肉を低温調理して丁寧に下準備をすることで、分厚くてもしっとりジューシーに。しかも揚げ時間も短縮できるので提供スピードも早い!  はらペコの学生や社会人から支持されています。

●SHOP INFO

幸運豚人(Tsui-teru!Porkman)

住:東京都中野区中野5-50-5 ウインドウビル1階
TEL:03-6875-0536
営:ランチ11:30~16:00、ディナー16:00~23:00(木曜、金曜、土曜、日曜のみ ※木曜、日曜L.O. 22:00/金曜、土曜L.O. 23:00)
休:なし

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とんかつのルーツ! 【銀座】煉瓦亭の「元祖ポークカツレツ」


「元祖ポークカツレツ」

 銀座にある1895(明治28)年創業の老舗洋食店『煉瓦亭』では、明治32年頃に生まれたとされる「元祖ポークカツレツ」が、日本全国にある「とんかつ」のルーツといわれています。

「元祖ポークカツレツ」は、植物油とラードなど3種類のミックスした油で揚げられ、後味もさらっとしています。サクサクの衣に閉じ込められた豚肉はとてもジューシー。甘みが口いっぱいに広がりますよ。カツレツだけで7種類のメニューから選べ、人気の高さを伺えます。

●SHOP INFO

煉瓦亭

住:東京都中央区銀座3-5-16
TEL:03-3561-3882
営:11:15~15:00(14:30LO)
  16:40~21:00(20:30LO)
休:日曜

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【西荻窪】とんかつ けい太の「食べ比べ膳 上フィレ」


「食べ比べ膳 上フィレ」 [食楽web]

 とんかつマニアを熱狂させる『けい太』も、名店の一つ。完全予約制で、11:00~14:00、17:00~20:00で席の予約ができます。鹿児島の「南洲自然豚」や、店主・けい太さんの実家で育てているという「六白黒豚」など、銘柄豚を使用。最高品質のオランダ産ラードと国産の純正ラードを使用し、低温でじっくり揚げ、予熱で全体に火を通しています。

 白い衣とロゼ色の断面の美しいコントラスト! 一目で、「間違いない美味しさ」を確信させる凄みがあります。肉そのものの旨みも濃く、しっとりとした柔らかさ、さらりとした脂のバランスも絶品です。

●SHOP INFO

とんかつ けい太

住:東京都杉並区西荻南3-10-6 中村ビルB1
TEL:03-5941-5532
営:11:00~15:00(料理14:00LO、ドリンク14:00LO)
  17:00~21:00(料理20:00LO、ドリンク20:00LO)(完全予約制)
休:月・木

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天下無双とんかつ!? 【日本橋】富士喜の名物「骨付とんかつ」


「骨付とんかつ」

 日本橋『富士喜』と言えば、名物の「骨付とんかつ」。茨城県産「瑞穂いも豚」の骨付リブロースを使用していて、骨付という圧倒的なビジュアルと、骨に近い肉の濃い旨みといったら代えがたいものがあります。

 横幅20cm、厚さ2cmはあろうかという巨大さに、豪快にかぶりつくと、衣はサクッと音をたて、ほぼ同時に肉汁があふれ出ます。なんという幸福感! お決まりの千切りキャベツもフレッシュで、炊き立てのツヤツヤご飯も、手作りのお新香も、すべてのバランスが神がかっています。

●SHOP INFO

富士喜(ふじき)

住:東京都中央区日本橋人形町1-5-14
TEL:03-6667-0559
営:ランチ11:30~15:30(L.O.15:00)
  ディナー月~金17:00~22:00(L.O.21:30)
  土日祝17:00~21:30(L.O.21:00)
休:無休

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【高田馬場】とんかつ ひなたの「食べ比べコース」


食べ比べコース一例

 とんかつ激戦区、高田馬場・早稲田エリアにとどまらず、日本を代表するとんかつの名店へと成長を遂げた『とんかつ ひなた』。人生最後に何を食べたい? と聞かれたら、ここのとんかつと答えるであろう、ご馳走のとんかつが待っています。

 仙台産の「漢方豚」は定番のロース、ヒレ、リブロースをはじめ、とんとろ、らんぷなど、希少部位も食べられる食べ比べコースも名物です。定食は1300円~(ランチは1000円~)と、手が届く贅沢なのが嬉しい! 揚げの技術も素晴らしく、黄金色の衣はサクサクで断面は美しい薄桃色。キャベツの切り方にもこだわり、ご飯やお新香もすべて完璧。まだ食べたことがない人は、ぜひ自分の舌で体験してみて!

●SHOP INFO

とんかつ ひなた

住:東京都新宿区高田馬場2丁目13-9
TEL:03-6380-2424
営:11:00~20:30(L.O) 昼休みなしの通し営業
休:日

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【上野】とんかつ まんぷくの「ロースカツ定食」


「ロースカツ定食」(大盛りライス)

 古き良き昭和の面影が残る上野。“アメ横”(アメヤ横丁)のような活気のあるエリアから一本路地に入ると、常連だけが知っている渋い名店を見つけることができます。その一つが、『とんかつ まんぷく』。

 カツだけで300gありそうな超ボリュームで、粗目のパン粉をまとわせ、衣をザクザクに揚げ、むちっとしたロースの肉質がたまりません。結構な厚みがありますが、じゅわっと柔らか。常連さんは目玉焼きを追加して、黄身とウスターソースとを絡めて食べるとか。それ、絶対うまいやつ! 想像しただけで胃袋が刺激されますね。

●SHOP INFO

とんかつ まんぷく

住:東京都台東区上野4-1-5
TEL:03-3831-3457
営:11:00~18:00(L.O.17:30)
休:水曜日

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