私と同じ40代の友人は、加齢とともに冷え性に悩まされるようになったそうです。若いころはベッドに入ればすぐに眠れたのに、冬になると体が芯から冷えて寝付けず、睡眠不足になってしまうこともあるのだとか。今回は、そんな友人の冷え性が改善したかもしれないと話してくれた冷え性対策を紹介します。

夏に体が冷えている!?

情報源は、テレビの特集でした。番組名は忘れてしまったそうですが、何げなく見ていたテレビから、女性の冷え性対策に関する特集が流れてきたそうです。その特集では、よく耳にする「運動をしましょう」だとか、「こんな食べ物が冷え性に良い」など、友人にとって情報としては知っていることがほとんどでした。そもそも運動なんてしたくない……とチャンネルを変えようとした友人の手を止めたのは、「夏こそ冷え性対策を!」というアナウンサーの声だったということでした。

友人は「どういうことか?」と興味を抱いてテレビに耳を傾けていると、夏と言えば、冷たいアイスなどの食べ物や飲み物、火照った体を冷やす冷房、首に巻いて使うさまざまな冷却グッズなどが定番です。当たり前のように飲み食いしたり、使ったり、時にはプールや海などで体を冷やすこともあったりしますが、そうして体を急激に冷やすことが、体の中に蓄積されているのだそうです。

暑い夏は気付きにくいだけで、実は冬よりも体の芯から冷え切っていて、その状態を冬まで持ち越している可能性があるのだとか。

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夏にできる対策は…

対策としてテレビで紹介されていたのは、運動などによる冷え性対策は続けながら、必要以上に体を冷やし過ぎないということだったそうです。

冷房の設定温度は外の気温と温度差が大き過ぎないように設定し、扇風機を併用している場合は、冷たい風に直接当たらないようにすること。シャワーで済ませてしまいがちな入浴の機会に、しっかり温かいお湯に浸かること。特に、温かいスープや煮込み料理にして、根菜類やしょうがなどの体を温める効果のある食べ物をとるようにすることは、以前にも冷え性に良いと紹介していた内容にもかかわらず、念を押すように伝えていたそうです。

友人の夏の過ごし方は、暑がりの家族に合わせて冷房で部屋をキンキンに冷やしていたり、冬には長めに入浴するものの、夏になると大体はシャワーで済ませてしまったり。運動が嫌いなので夏に運動なんてもってのほか。そして友人はアイスが大好きで、冬でも暖かい暖房のもとで食べるほど。夏ともなればその食べる量は……。自分の行動を振り返ってみて、「そりゃ体が冷えるわけだわ」と納得したそうです。