着こなしのハードルが高く、なかなか手が出しにくいのが「柄物」。しかし、「柄物」と一言でいっても、さまざまなデザインがあり、なかには抜群の着痩せ効果を誇る柄もあるようです。二―亜紀子氏の著書『ダイエットなしで着痩せして見えるワンピースの選び方』(笑がお書房)より、詳しく見ていきましょう。

着瘦せには“柄物”が効果的

着痩せのプロがおすすめするのは柄物。柄が苦手という方も多いかもしれませんが、似合うものを選べば今までとはまるで違う印象に。正しく柄物選びができれば、着痩せして素敵に見せられるのです。着痩せ効果の高い柄や太って見えやすい柄、柄選びのコツをお伝えします。

着痩せのプロが「柄物」をおすすめするワケ

洋服は、自分が着たいもの、好きなものを自由に選ぶのがいちばん! これが私の基本的な考えです。ただ、着痩せすることを何よりの目的としている人にはぜひ、柄物を試していただきたいです。

「ふだんは絶対に柄物は選ばないけれど、試しに着てみたら自分でも驚くほどピッタリ!」とか、「周りの人にも似合うとほめられて、意外だったけれどすごくうれしい」と、喜ぶお客様を何人も目にしてきました。この機会に柄物にチャレンジしてみたいという人は、今からお伝えする「着痩せする柄選び」が参考になると思います。

柄物がどうして着痩せ効果を引き出すのか? そのポイントは「目の錯覚」にあります。「目の錯覚」は、着痩せするためのとても大事な要素です。着痩せ効果の高い柄を取り入れることで、お腹、腰回り、背中などの気になる部分が目立たなくなります。これこそが目の錯覚による着痩せです。

50代女性のお悩みパーツ、ナンバーワンと言われる「お腹」も柄の目の錯覚でカバーできます。無地の場合はお腹のふくらみが目立ってしまいますが、柄物なら柄にまぎれて目立ちません。柄が視線を分散してくれる、つまりは見せたくない部分に視線が集中するのを防いでくれるのです。

同じように、腰回りの浮き輪肉も脇や背中のハミ肉も、柄の錯覚で目立たなくなります。欠点をうまくカバーしてくれる柄を取り入れれば、体型をより魅力的に見せることは難しくありません。

これまで無地の洋服しか着てこなかった人にとっては、柄物というだけでかなりのチャレンジなのはよくわかります。試着するだけでも、きっと勇気がいるでしょう。試着会にお越しくださったお客様でも、「華やかな柄のワンピースには憧れるけど、私にはやっぱりムリ!」と尻込みされることも珍しくありません。

ですが、「柄物=華やか」「柄物=派手」というわけではなく、シックな柄も可愛く見える柄もたくさんあります。柄のルールを知れば、柄物のハードルはグッと下がるはずです。もっと気軽に柄物を取り入れて、着痩せのおしゃれを楽しんでください。

柄にはさまざまなものがあります。次からは、大人の女性が使いやすい柄を紹介します。

(広告の後にも続きます)

大人の女性が使いやすい「6つの柄」

①ストライプ(縦線・斜め線)

縦線、斜め線ともにシャープな印象のある柄。縦線は縦長感を強調してくれます。また、斜め線は実際の形や面積を目くらましして体のラインを目立たなく見せてくれる着痩せ最強の柄です。

②水玉(ドット)

小さな円や点がランダムに配置された柄です。上品、可愛いなどの印象で幅広い年代に人気の柄です。着痩せにはドットの配列や大きさが関係してきます。

③幾何学

幾何学模様とは、円・直線・曲線などの図形によって構成されている柄です。シンプルで単純なものから、複雑に組み合わさっている物、規則性の有り無しなど、さまざまな模様があり、印象がそれぞれ異なります。柄にもよりますが、モダンで洗練された印象になります。

④花柄

花のモチーフが柄全体に配置されたデザインです。花の種類、色、大きさなどでさまざまな印象が醸し出せます。女性らしさや可愛らしい印象の代表の柄です。

⑤ボタニカル柄

花、葉、茎、実、枝など、植物のさまざまな部分がデザインに取り入れられている柄です。植物の持つ色彩や形状が多彩で、さまざまな印象が楽しめます。

⑥アニマル柄

ヒョウ、ゼブラ、パイソンなど動物の模様や皮膚の模様を模した柄です。エッジの効いた大胆な印象になります。着痩せよりも個性を引き立てる使い方がおすすめ。



[画像1]大人の女性も取り入れやすい柄 出所:『ダイエットなしで着痩せして見えるワンピースの選び方』(笑がお書房)より抜粋

改めて、柄と言ってもたくさんあることに驚かれたのではないでしょうか。きっと似合う柄もありますし、着痩せして見せる工夫もできます。ぜひ、あなたの着痩せ柄と、おしゃれ柄を見つけてください。